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著書
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年度
Year
著書名
Title of the books
著書形態
Form of Book
NeoCILIUS
   請求番号/資料ID
Request No
出版機関名 Publishing organization,判型 Book Size,頁数 No. of pp.,発行年月(日) Date
2021  Vladimir Nabokov and Analytic Philosophy: The Proceedings of the International Symposium  共編著   
The Nabokov Society of Japan  , 未設定  , 134p.+5p.  , 2022/03   

概要(Abstract) 「Vladimir Nabokovと分析哲学」をテーマに、文書提示Web開催の形式で2021年5月15日~6月20日まで日本ナボコフ協会の年次大会プログラムとして実施された国際シンポジウムの全記録である。
 中田は司会と報告を担当し、ゲストスピーカーにBrian Boyd教授(U of Auckland)とZoran Kuzmanovich教授(Davidson College)を、ゲストコメンテーターに小山虎講師(山口大学)を迎え、NabokovとKarl Popper, Gregory Currie, Ludwig Wittgenstein, G. E. Mooreについて論じた。Nabokovと分析哲学を扱ったシンポジウムは、世界で初の試みである。
 スピーカーのペーパーのみならず、コメンテーターのコメントとスピーカーとの議論、フロアからの質疑と応答のすべてを文書提示で行ったため、非常に充実したシンポジウムとなった。プロシーディングスにはそのすべてを収録し、日本ナボコフ協会会長沼野充義教授(名古屋外国語大学)のForewordと編集を担当した中田のAcknowledgmentsを加えた。
  

備考(Remarks) この研究は、JSPS科研費 JP19K00410の助成を受けたものである。  

2019  Vladimir Nabokov and the Fictions of Memory  共著   
Fundacja Augusta hr. Cieszkowskego  , A5  , 349p.  , 2019   

概要(Abstract) 2016年9月にワルシャワで開催されたVladimir Nabokovの国際学会の成果を基に編まれた論集である。Nabokovと記憶をテーマに書かれた15編の論文が収められている。執筆者は、ポーランド3名、ロシア2名、イスラエル2名、オランダ1名、ハンガリー1名、チェコスロヴァキア1名、イタリア1名、アメリカ1名、カナダ1名、オーストラリア1名、日本1名である。“Memories Trick--Memories Mix: Transparent Things" pp.254-73(20p.)を担当した。 

備考(Remarks) 査読あり 

2015  Women in Nabokov’s Life and Art (Critical Perspectives on English and American Literature, Communication and Culture)  共著   
Peter Lang  , B5  , 272p.  , 2016/01   

概要(Abstract)  Vladimir Nabokovの人生と作品における女性をテーマとした論集であり、人生を扱った第1部に5篇の論文、作品を扱った第2部に7篇の論文が収められている。第2部のInaccessible female voicesと題されたセクションの"Narrating her own absence: the narrator and protagonist of 'A Slice of Life'"を担当した。 

備考(Remarks) 査読あり 

2012  境界線上の文学  共編著   
彩流社  , 未設定  , 259 p.  , 2013/03   

概要(Abstract) 名古屋大学英文学会50周年を記念して、英米文学における「境界線」の文化的・歴史的意義を考察した論集である。「移動する境界線」「揺蕩う境界線」「消えゆく境界線」の三部にイギリス文学8編、アメリカ文学4編の計12編の論文を収める。第三部の「消えるディストピア、復元される生-ナボコフの越境」(177-195p.)を執筆した。 

備考(Remarks) 査読あり 

2012  亡霊のアメリカ文学―豊穣なる空間  共著  BB10205496  
国文社  , A5  , 402p.  , 2012/08   

概要(Abstract)  「亡霊」をテーマにアメリカ文学を多面的に読み解く試みで『豊穣なる空間―亡霊のイギリス文学』とペアで出版された。「アメリカン・ゴシックと亡霊」「スピリチュアリズムと亡霊」「ユダヤ系アメリカ文学と亡霊」「エスニックの亡霊」「アメリカン・ナラティブとしての亡霊」の5章に分かれており、18世紀から20世紀の終わりに至るまでの作家・作品を扱った27編の論文が収録されている。執筆担当部分は「見える亡霊、見えない亡霊-ナボコフの異界と父たち」(第2章、112-125頁)。
 

備考(Remarks)  

2012  Short Story Criticism Vol. 163  共著   
Gale  , A4  , 469 p.  , 2012   

概要(Abstract) この本は短編小説の批評のシリーズの1巻であり、Djuna Barnes、環境文学、Vladimir Nabokovの作品についての批評を収めている。拙論"A Failed Reder Redeemed: 'Spring in Fialta' and The Real Life of Sebastian Knight"(pp. 306-18)はNabokovを論じた14編の中の一つであり、Nabokov Studies 11 (International Vladimir Nabokov Society)からの採録である。 

備考(Remarks)  

2011  書きなおすナボコフ、読みなおすナボコフ   共著  BB05744185  
研究社   , A5  , 364  , 2011/06    

概要(Abstract)  ウラジーミル・ナボコフは、ロシア語フランス語英語の三ヶ国語で作品を書き、さらに自作の翻訳を生涯にわたって続けた作家である。翻訳には原作からの様々な改定がほどこされているため、読者は原著者の手になる多数の版を読むことになる。また、さらに多くのナボコフ的テーマが作品全体で変奏、発展されている。ナボコフ自身が語ったように、読者は再読(再々読)によってのみ徐々に作品世界に近づくことができるのであり、自己の読みを改訂し続けることになる。ナボコフ研究も同様である。  
 本書はこのようなナボコフ世界の中心的テーマに取り組んだもので、2010年3月に京都で開催された国際学会に参加した、現在のナボコフ研究をリードする著名な研究者を中心に、日本、アメリカ、フランス、イギリス、ニュージーランド、ロシアからの20名の論者による論集である。
 序文に続く四章、対談、編者あとがき、著作リスト、年賦等からなる。
執筆担当部分は第二章に収められた「心霊的サブテクストを透視する--『透明な対象』」(pp.120-132)。
著者:モーリス・クチュリエ、秋草俊一郎、エレン・パイファー、メドロック皆尾麻弥、若島正、加藤光也、柿沼伸明、リーランド・ド・ラ・デュランタイ、中田晶子、マイケル・ウッド、他11名


 

備考(Remarks) 2010年に京都で開催された国際ナボコフ学会のプロシーディングス_Revising Nabokov Revising"(Kyoto U, 2010)に掲載された"Some Spiritual Subtexts Hidden in Transparent Things (169-174)に加筆修正を行なった論文である。
 

2009  Ivy Never Sere  共著  BA89847139  
音羽書房鶴見書店  , B5  , 555 p.  , 2009 03   

概要(Abstract) 担当部分”Some Subtexts Hidden in Nabokov’s Transparent Things,”Part Two: American Literatureを執筆した。これは2005年(平成17)年に南山短期大学紀要に発表した「物語の地下水脈—Transparent Things」の内容に修正を施し、英訳したものであり、ナボコフの小説『透明な対象』(1972)に隠されたテーマ、モチーフの系譜をサブテクストの中に探るものである。  

備考(Remarks) 名古屋大学英文学会創立50周年を記念して出版された論集であり、英文学の論文11篇、米文学の論文4篇、英語学の論文18篇を収める。
Editors: Mutsumu Takikawa, Masae Kawatsu, Tomoyuki Tanaka
査読あり 

2007  ナボコフ訳注『エヴゲーニイ・オネーギン』」注解  共著   
京都大学大学院文学研究科  , A5  , 519 p.  , 2007/03   

概要(Abstract) アレクサンドル・プーシキン作『エヴゲーニイ・オネーギン』のウラジーミル・ナボコフによる翻訳・注釈について、4年にわたるCOEプログラムの共同研究の成果として注解と論考をまとめた。他に国際シンポジウムの特別講演(Julian Connolly、川端香男里)を収める。
担当部分:第一部 注解(p. 33-46, 226-241, 337-339, 351-353)、第二部 論考「プーシキンの外国語とナボコフの奇妙な関係」(p. 388-393)、"The Strange Case of Pushkin as a Polyglot and Nabokov" (p. 434-439). 

備考(Remarks) 京都大学21世紀COEプログラム「グローバル化時代の多元的人文学の拠点形成」「『翻訳』の諸相」研究会(秋草俊一郎、芦本滋、柿沼伸明、小西昌隆、鈴木聡、中田晶子、三浦笙子、皆尾麻弥、吉川幹子、若島正(リーダー)、他1名)、他2名 

2002  (翻訳)透明な対象  共訳  4-336-04029 
国書刊行会  , A5  , 207  , 2002/11   

概要(Abstract) Vladimir Nabokovの晩年の小説Transparent Things(1972)を京都大学の若島正教授と共同で翻訳した。 

備考(Remarks) 30頁にわたる注釈を執筆した。 

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