研究者詳細

研究活動/社会的活動
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7 件中 1 - 7 件目

年度
Year
活動名称
Name of activities
活動期間
Period of Activities
2014  南山エクステンション・カレッジ公開講座   2014/05/10 

活動内容等(Content of Activities)
名古屋市生涯学習推進センターとの共催事業である南山大学連携講座「実践!学び直しの英語-外国語学習のヒント」(全5回)で「Through the Looking-Glassの読解と音声解釈表現」を担当。ロジックと言葉の遊びに重点を置いた読解の後、その面白さを伝えることを目標にグループで音読練習と発表をおこなった。

 

2008  南山短期大学外国語研究センター定例講義  2008/07/05 

活動内容等(Content of Activities) 「小説と映画の『ロリータ』」

ウラジーミル・ナボコフの小説『ロリータ』(1955)と作家自身による映画用脚本(1974),スタンリー・キューブリックによる映画(1962),エイドリアン・ラインによる映画(1997)を比較検討した。ラインの映画が,原作に忠実な映画化をめざしながら,いかに原作を裏切ってしまっているか,またその反面,小説『ロリータ』の舞台となった1940年代から50年代のアメリカで大流行したノーマン・ロックウェルのイラストレーションのイメージを多用することにより,原作の持つ意味に新たに光を投げかけていることを明らかにすることを試みた。
 

2004  南山短期大学外国語研究センター定例講義  2004/05/08 

活動内容等(Content of Activities) 「タルコフスキーの『鏡』― 水・火・煙と母性・父性」
ソ連時代のロシアの映画作家アンドレイ・タルコフスキーの初期の傑作『鏡』を水・火・煙のイメージによって表現される母性・父性、女性性・男性性の葛藤と、対立項の間に生れる両義性について分析した。
 

1998  南山短期大学外国語研究センター定例講義  1998/12/01 

活動内容等(Content of Activities) 4. 「Lolita film ’62, ‘97」
Vladimir Nabokovの代表作Lolita(1955)は、二度にわたって映画化されている。1962年にStanley Kubrick監督によるモノクロ作品が作られ、1995年にはAdrian Lyne監督によるカラー版が制作された。5000万ドルを投じられたLyne版の映画は、皮肉なことに地元アメリカでは長い間配給会社がつかず、完成後3年近く経過した今秋ようやく上映の運びとなった。Kubrick時代には「信じられない物語」であったpedophilia(子供を対象にした性愛)が、90年代のアメリカでは「隣の家の話」といわれるほど広範囲にわたる深刻な社会問題となったためである。
 二つの映画を比較しながら、小説の映画化の問題を考え、さらにLyne版Lolitaをめぐる言説から現代のアメリカ社会の一面を考察する。
 

1996  南山短期大学外国語研究センター定例講義  1996/05/11 

活動内容等(Content of Activities) 「反復する女―Wide Sargasso Sea(1966)を読む」
ポストコロニアリズム、フェミニズムの観点から近年特に注目されている女性作家Jean Rhysは西インド諸島のドミニカに生まれ、イギリス人とクリオール(南米に移住した白人の子孫)の血を引いている。16歳の時にイギリスにわたり、以後終生ヨーロッパで過ごした。
Rhys最後の長編小説であるこの作品は、ヴィクトリア朝の代表的女性小説Jane Eyreに登場する幽閉された狂女らしき人物を主人公とし、西インド諸島に生まれた美貌で資産家の若い女性が、イギリス人男性との結婚後狂気に陥り、イギリスの屋敷に幽閉され、放火するまでを、彼女の意識、夫の意識の両面から語っている。作品に描かれた、アイデンティティ、男性/女性、奴隷制度、支配するもの/されるもの、イギリス/植民地等、さまざまに入り組んだ問題について語る。
 

1993  南山短期大学外国語研究センター定例講義  1993/07/17 

活動内容等(Content of Activities) 「Through the Looking-Glassについて」

Lewis Carrollの2冊目のアリス物語であるこの本について、ゲーム(言葉遊び、チェス)やNursery Rhymeとの関わりを中心に、Wonderlandとは異質の要素を持つ「鏡の裏側の世界」を探検した。

 

1991  南山短期大学外国語研究センター定例講義  1991/07/20 

活動内容等(Content of Activities) 「The Turn of the Screwを読む」
Henry Jamesが「経済的理由から書いた小品」と呼ぶこの小説は、百年近くが経過した今日まで解き明かせないさまざまな謎や矛盾に満ちている。女性家庭教師の見た幽霊は実在したのかという物語の中心に存在する問題や序文に登場する「私」は誰かという疑問まで、これまでに論じられてきた問題と解釈の主なものを紹介し、その上で、この作品が矛盾しあう指示記号の競合する場として創造されていることを明らかにした。
 

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