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学術論文
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年度
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論文題目名
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共著区分
Collaboration
   Classification
NeoCILIUS
   請求番号/資料ID
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掲載誌名 Journal name,出版機関名 Publishing organization,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date
1999  映画Lolitaとアメリカ  単著   
南山短期大学紀要  , Vol. 27  , pp.15〜34  , 1999/12   

概要(Abstract) ナボコフの小説『ロリータ』(1955/1958)、彼がStanley Kubrickの映画のために書き、実際にはほとんど使われなかった映画用脚本(1961/1974)、キューブリックの映画『ロリータ』(1962)とAdrian Lyneの映画『ロリータ』 (1996/1997)について比較しながら考察する。現在アメリカ社会を広く深く侵しているといわれるpedophiliaの問題にこの小説と2つの映画がどのように関わっているのか、またラインの映画の制作と受容にその問題がどのように表れているのかを考える。 

備考(Remarks)  

1999  死と隠蔽--Transparent Thingsを中心に--  単著   
英語青年  , 研究社  , 1999年11月号  , pp. 512-514  , 1999/10   

概要(Abstract) ナボコフの作品の中で中心をなす主題の一つである死について『透きとおる物』(1972)を中心に考察する。ナボコフの多くの作品の中で作中人物の死の瞬間が描かれ、死後の世界の可能性が示されるが、そのどれもが奇妙に隠されている。それらの死の表現の中に「語り得ぬもの」についてのウィトゲンシュタインの論へのつながりを見出すことができる。 

備考(Remarks)  

1999  反復と両義性--Mary再考  単著   
中部アメリカ文学  , 日本アメリカ文学会中部支部  , no. 2  , pp.31-45  , 1999/03   

概要(Abstract) ナボコフの長篇処女小説Mary(1970)を、小説の現在時間のMaryと回想のMaryの存在、さらに主人公Ganinの回想と覚醒の意味を中心に分析する。小説の中で繰り返される反復とそこから生まれる両義性が最終的に主人公Ganinから語り手(あるいは作者)への主体の移動をもたらす。 

備考(Remarks) 査読あり 

1999  Angels on the Planks: The Workmen in the Two Scenes in Mary   単著   
The Nabokovian  , The Vladimir Nabokov Society (Lawrence, Kansas)  , no. 42  , pp. 25-26  , 1999 04   

概要(Abstract) ナボコフの長篇処女小説『メアリー』(1970)の中で、主人公が目にする劇場の梁にいる裏方と建築現場の足場にいる作業員の描写の類似に注目する。彼は後者の建築中の家で働く人々を見て、突然過去に決別して出発することを決意する。その場面が実は劇場で映画のエクストラとして何もわからぬままに指示を受けていた場面の変形であることから、彼の主体的な決心の裏に作者の存在が示されている。  

備考(Remarks) 査読あり 

1998  Ambivalence and Ambiguity: Motherhood/Femininity and Fatherhood/Masculinity in Mirror  単著   
南山短期大学紀要  , Vol. 26  , p.33-49  , 1998/12   

概要(Abstract) アンドレイ・タルコフスキーの映画『鏡』を女性性/母性と男性性/父性の葛藤、両義性から分析する。水が女性性/母性を、火が父性を表し、さらに煙草の煙が不在の父性を暗示する。それぞれのイメージはそれ自体が両義的で複雑に交錯し、単純に肯定されているものは何もないが、それでも最終的に見出されるのは希望である。 

備考(Remarks)  

1997  An Agent Narrating: Nabokov's "A Slice of Life"  単著   
南山短期大学紀要  , Vol. 24  , pp. 89-108  , 1997/01   

概要(Abstract) ナボコフの短編「人生の一断面」を語り手/主人公の女性を中心に分析する。ナボコフの作品中唯一の女性によって語られた小説であるが、語り手の「私」と主人公の「私」の間には大きな相違があり、語り手は俗物的な女性の物語を自己の物語として語る。しかも自己の物語の中で彼女はhomosocialな男性社会の周縁で代理人の役割を引き受ける。彼女の独自性、真の女性らしさはテクストからの影響への感受性の強さに見いだされる。 

備考(Remarks)  

1995  Women in the Middle: Repetition and Doubleness in "Graveyard Day" and "Nancy Culpepper"  単著   
南山短期大学紀要  , Vol. 23  , pp. 27-42  , 1995/12   

概要(Abstract) ボビー・アン・メイスンの2短編「墓掃除の日」「ナンシー・カルペッパー」を反復と二重性を鍵として分析する。時代、自らの人生、文化の中間地帯にいる女性達にとって、自己の過去、また祖母、母の過去を反復することは、拒絶すべきことであると同時に自らの存在証明の中心ともなっている。 

備考(Remarks)  

1994  不可能なヒロイン--Oedipa Maas再考  単著   
中部英文学  , 日本英文学会中部支部  , no. 13  , pp. 75-89  , 1994/03   

概要(Abstract) トマス・ピンチョンの『競売番号49の叫び』(1966)のヒロイン、エディパ・マ−スはいくつもの不可能性に取り囲まれている。存在の不可能性、探求の不可能性、他者との関係の不可能性である。しかしエディパには、ただ一つ、アメリカの無垢を希求する能力が与えられているために、肯定され、望まれる存在となっている。 

備考(Remarks) 査読あり 

1992  The Invisible Story: Paul Auster's The New York Trilogy  単著   
南山短期大学紀要  , no. 20  , pp. 231-247  , 1992/12   

概要(Abstract) ポ−ル・オ−スタ−の『ニュ−ヨ−ク三部作』(1986)では、他者への探求が自己喪失に終わるという一つの物語を三つの違った小説で語っていると考えられる。どの小説でも、書くことと読むことが自己対他者の関係につながっているが、探求の果てに見つかる手記は、最終的に読者の目から隠され、結局読者は書いている他者を見つめているに過ぎない。 

備考(Remarks)  

1991  Ambiguous Gothicism: A Study of William Gaddis' Carpenter's Gothic  単著   
南山短期大学紀要  , Vol. 19  , pp. 33-49  , 1991/12   

概要(Abstract) ウィリアム・ギャディスの『カ−ペンタ−ズ・ゴシック』(1986)は、題名通り、さまざまなゴシック的な要素に満ちている。この作品をパスティ−シュとしてのゴシシズム、ゴシックヒロインとしてのリズ、語りとしてのゴシシズムの三点から分析する。最終的に読者は、テクストの両義性の中に取り残されるが、同時にそのテクストの両義性と対応する現代世界の両義性を再確認することになる。 

備考(Remarks)  

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