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学術論文
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年度
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論文題目名
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共著区分
Collaboration
   Classification
NeoCILIUS
   請求番号/資料ID
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掲載誌名 Journal name,出版機関名 Publishing organization,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date
1990  影たちの首都--NabokovのMary  単著   
IVY  , 名古屋大学英文学会  , no. 23  , pp.201〜215  , 1990/09   

概要(Abstract) ナボコフの処女作『メアリ−』(1926)を光と影のライトモチ−フによって分析する。かつての恋人メアリ−の出現を待ち望む六日の間に、主人公ガ−ニンは記憶を実世界として生き直すことによって、影のような存在から再び実体としての存在に戻り、未来へと出発していく力を得る。それは過去を記憶として所有し、現在を過去の反復としかねない呪縛から逃れることでもある。 

備考(Remarks) 査読あり 

1990  怪しい探求者-- 『セバスチャン・ナイトの真実の生涯』のVについて  単著   
アメリカ文学研究  , 日本アメリカ文学会  , no. 26  , pp. 56-73  , 1990/02   

概要(Abstract) 作家であった異母兄セバスチャンの死後その伝記を書くために調べてまわるというこの物語の主人公兼語り手のVは様々な疑わしさに満ちている。登場人物としての、語り手としての、分身としての、Vの疑わしさを分析し、彼の存在、行為が常に二方向へのベクトルを備えているパラドキシカルなものであることを示す。 

備考(Remarks) 査読あり 

1989  Look at the Harlequins! における自己模倣 -- 宙吊りの物語  単著   
中部英文学  , 日本英文学会中部支部  , no. 9  , pp.70〜83  , 1989/04   

概要(Abstract) ナボコフの最後の長編『道化師をご覧!』(1974)は作家自身の人生と作品の模倣から成り立っている。この作品では、これまでの作品で中心をなしていたdoubleや強迫観念のテ−マもパロディとして引用されているに過ぎず、中心となるテ−マを見いだすことができない。物語に織り込まれた異質の断片=他者によって全編に逸脱がおきている。他者性のために物語は成就することがない。 

備考(Remarks) 査読あり 

1987  Nabokovの牢獄  単著   
朝日大学教養部研究報告  , no. 13  , pp.19〜29  , 1987/12   

概要(Abstract) ナボコフの作品を牢獄をテ−マとして分析する。ナボコフの小説の登場人物は多くが強迫観念のために「意識の牢獄」に捕われている。作品に頻出する分身のイメ−ジも、意識の閉塞性のメタファ−と考えることができる。言語によって構築されるゲ−ムの世界は、作品の内部に向けて別の次元をひらいてゆくものであり、ナボコフの牢獄からの脱出の可能性はそこにのみある。 

備考(Remarks)  

1986  虚構の中の「存在しないもの」 -- Nabokov の"Signs and Symbols"について  単著   
IVY  , 名古屋大学英文学会  , no. 20  , pp. 85-96  , 1986/12   

概要(Abstract) ナボコフの短編「記号と象徴」(1948)をとりあげ、彼のエクリチュ−ルの中心となるものを読み取る。一見すると伝統的な技法によって書かれた作品であるかのように思われるが、この作品は、虚構の伝統それ自体を模倣することによって、作品の相互テクスト性を明らかにし、さらに意味=存在と無意味=非存在を分かちがたく共存させるという方法によって新たな小説の可能性をひらいている。 

備考(Remarks) 査読あり 

1985  ずれてゆくキルティ -- 『ロリ−タ』試論  単著   
IVY  , 名古屋大学英文学会  , no.19  , pp.93〜108  , 1985/12   

概要(Abstract) ウラジ−ミル・ナボコフの『ロリ−タ』(1955)の登場人物キルティを中心に、「ずれ」という観点から作品を読む。キルティは、物語の中で、自己のアイデンティティをずらすという行為によって隠し続けるが、最終的に定義不可能な「ずれ」そのものとして存在している。『ロリ−タ』もまた「ずれ」であることによって、一つの意味に還元することのできない作品として自らを表明する。 

備考(Remarks) 査読あり 

1984  『アレキサンドリア四重奏』の空間構造  単著   
中部英文学  , 日本英文学会中部支部  , no.6  , pp.51〜57  , 1984/03   

概要(Abstract) Lawrence Durrellの_The Alexandria Quartet_(1962)『アレキサンドリア四重奏』の都市、登場人物、語りの構造を考える。都市は視覚的な多様性と歴史的・精神的な重層性を備えている。登場人物の意識が都市の不可視の空間と結びつくことによって実体である都市の表層を人物が形作ることになる。語りによる時間の空間化が行われ、読者は四部の空間の差異の間にイメ−ジの動的な重なり合いを体験するが、それは都市自体の重層性にもつながるものである。 

備考(Remarks) 査読あり 

1984  世界・テクスト・記号  共著   
IVY  , 名古屋大学英文学会  , no. 18  , pp.17〜31  , 1984/02   

概要(Abstract) 構造主義を振り返り、再考することによって、批評の現況の一端を明らかにしようと試みる。
担当部分では、構造主義からポスト構造主義への転換をはかったものとして、ロラン・バルトのテクスト理論をとりあげ、テクストの生成性、相互関連性、パラドクサルであること、主体としての読者等の要素について考えた。 

備考(Remarks) 執筆者:小井厚子、金岡喜代美、中田晶子、林美樹、進藤鈴子。
担当部分:3.バルトのテクスト理論(p.23〜25)。
査読あり 

1982  The City of Mirrors: A Study of The Alexandria Quartet (修士論文)  単著   
59頁  , 1982/01   

概要(Abstract) ロ−レンス・ダレルの『アレキサンドリア四重奏』(1962)を鏡をテ−マに分析する。登場人物は自ら鏡となって自己の内面を表面に映し出すと同時に、お互いを映し合う分身現象を生み出している。さらに、都市と人間がお互いを通して自らを表現する。小説自体が鏡の構造 ― 複数の鏡による対象の認識 ― を備えており、最終的に読者が体験するのは、映し合う無数の鏡によって作られた言語空間である。 

備考(Remarks)  

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