研究者詳細

教職員基本情報
氏名
Name
楠本 和彦 ( クスモト カズヒコ , KUSUMOTO Kazuhiko )
所属
Organization
人文学部心理人間学科
職名
Academic Title
教授
専攻分野
Area of specialization

臨床心理学

学会活動
Academic societies

日本心理臨床学会会員(1988.5.〜現在に至る)
財団法人日本臨床心理士資格認定協会・臨床心理士(登録番号第2958号)(1990.3.〜現在に至る)
日本箱庭療法学会会員(1991.8.〜現在に至る)
日本人間性心理学会会員(1996.7.〜現在に至る)
東海心理学会第46回大会準備委員(1997.5.)
日本体験学習研究会全国大会準備委員(1999.〜2007)
社会言語科学会会員(2003.2〜現在に至る)
東海心理学会第58回大会準備委員および「臨床・障害」領域発表の座長(2009.5.)

著書・学術論文数
No. of books/academic articles
総数 total number (52)
著書数 books (10)
学術論文数 articles (42)

出身学校
学校名
Univ.
卒業年月(日)
Date of Graduation
卒業区分
Graduation
   Classification2
広島大学教育学部心理学科 1987年03月  卒業 
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出身大学院
大学院名
Grad. School
修了課程
Courses
   Completed
修了年月(日)
Date of Completion
修了区分
Completion
   Classification
佛教大学大学院教育学研究科臨床心理学専攻 博士後期課程  2011年03月  単位取得満期退学 
大阪教育大学大学院教育学研究科障害児教育専攻障害児心理学専修 修士課程  1989年03月  修了 
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取得学位
   
学位区分
Degree
   Classification
取得学位名
Degree name
学位論文名
Title of Thesis
学位授与機関
Organization
   Conferring the Degree
取得年月(日)
Date of Acquisition
博士 博士(教育学)  箱庭制作者の主観的体験に対して多元的方法を用いた質的研究 ― M-GTAによる促進機能に関する理論生成と単一事例質的研究による系列的理解を中心に ―  佛教大学大学院  2016年03月18日 
修士 教育学修士    大阪教育大学大学院  1989年03月 
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研究経歴
長期研究/短期研究
Long or Short
   Term research
研究課題名
Research Topic
長期研究  教育領域における心理臨床的活動 

概要(Abstract) 心理臨床的活動は様々な分野,領域で行われている。教育の領域における個人臨床,グループアプローチの独自性,有効な理論・方法を明らかにしていくことを目指す。 

長期研究  箱庭制作面接における治療的要因の質的研究 

概要(Abstract) 箱庭制作面接における治療的要因を、制作過程、説明過程、内省報告のデータを用いた質的研究により、探究する 

短期研究  青年期,成人期における心理臨床的活動 

概要(Abstract) 大学における学生相談,大学生・成人に対するグループアプローチの特徴や有効な理論・方法を明らかにしていくことを目的とする。 

短期研究  箱庭制作面接における治療的要因の質的研究 

概要(Abstract) 箱庭制作面接における治療的要因を、制作過程、説明過程、内省報告のデータを用いた質的研究により、探究する 

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著書
年度
Year
著書名
Title of the books
著書形態
Form of Book
NeoCILIUS
   請求番号/資料ID
Request No
出版機関名 Publishing organization,判型 Book Size,頁数 No. of pp.,発行年月(日) Date
2007  心理学 −Introduction to Psychology− 第2版  共著   
ナカニシヤ出版  , 未設定  , 344  , 2008/03   

概要(Abstract) 認知、教育(教授学習)、発達、社会、パーソナリティ、臨床という現代心理学の主要な領域の基礎的事項を解説した、心理学の基本を体系的に学習するための入門書である。
執筆担当:第7章第4節「心理療法論」p229-242、心理学の学び方−ケーススタディ−pix‐x
臨床心理学における重要な領域の一つである、心理療法に関して解説した。心理療法の定義、メカニズム、目的、代表的な理論などに関して記した。 

備考(Remarks) 編著者:浦上昌則、神谷俊次、中村和彦、楠本和彦、他12名 

2005  人間関係トレーニング第2版  共著   
ナカニシヤ出版  , B5  , 198  , 2005/04   

概要(Abstract) 学習者が体験を通して主体的に学ぶ場である「人間関係トレーニング」において取り扱われる重要なトピックスを、教育実践の中で探求してきた知見を統合しながら、読者が自己の体験を具体的に理解することができるように解説している。
担当執筆箇所:34章「学校教育における予防的・開発的アプローチ
−グループ・アプローチを中心に−」p.136-139
学校教育における予防的・開発的アプローチに関して、構成的なグループ・アプローチを中心にその目的、留意点を述べた。 

備考(Remarks) 編著者:津村俊充、山口真人、グラバア俊子、川浦佐知子、アッセマ庸代、中村和彦、中野清、中尾陽子、大森正樹、大塚弥生、楠本和彦、他15名 

2003  ファシリテーター・トレーニング  共著   
ナカニシヤ出版  , B5  , 187  , 2003/06   

概要(Abstract) 学習者が主体的に学ぶことを支える教育、特にラボラトリー・メソッドによる体験学習を用いた教育を中心とした教育理念や方法論から、心理学・教育学・社会学をベースにした教育のメカニズムについて、学習を促進する視点から論述を行っている。そして、学校教育におけるファシリテーションの実際や体験学習を用いたファシリテーションのありようについて記述し、教育ファシリテーションの応用領域における実践活動についても論述している。(B5判、p.187)
執筆担当部分:カウンセリング・スキルのトレーニング(p.116−119)
カウンセリングのスキルのトレーングに関して、グループ・アプローチによる個人的体験、実習によるカウンセリングスキルのトレーニング、相互啓発的なラーニンググループの観点から概説した。 

備考(Remarks) 執筆者:津村俊充、石田裕久、山口真人、神谷俊次、田子健、ミカエル・カルマノ、グラバア俊子、寺田邦昭、長谷川雅雄、梅垣弘、榎本鐘司、楠本和彦、他15名 

2003  ファシリテーター・トレーニング  共著   
ナカニシヤ出版  , B5  , 187  , 2003/06   

概要(Abstract) 学習者が主体的に学ぶことを支える教育、特にラボラトリー・メソッドによる体験学習を用いた教育を中心とした教育理念や方法論から、心理学・教育学・社会学をベースにした教育のメカニズムについて、学習を促進する視点から論述を行っている。そして、学校教育におけるファシリテーションの実際や体験学習を用いたファシリテーションのありようについて記述し、教育ファシリテーションの応用領域における実践活動についても論述している。(B5判、p.187)
執筆担当部分:学校教育におけるファシリテーター・トレーニング(p.167−170)
学校教育における体験学習およびファシリテーター・トレーニングに関して、学校教育とグループによる人間関係の体験学習、学校教育におけるファシリテーター・トレーニングの留意点、学校教育におけるグループ・アプローチ実施上の留意点の観点から概説した。 

備考(Remarks) 執筆者:津村俊充、石田裕久、山口真人、神谷俊次、田子健、ミカエル・カルマノ、グラバア俊子、寺田邦昭、長谷川雅雄、梅垣弘、榎本鐘司、楠本和彦、他15名 

2001  体験から学ぶ心理療法の本質 −臨床における理論・技・芸術−  共著   
創元社  , A5  , 289  , 2002/02   

概要(Abstract) 心理療法体験の実際を吟味,分析,考察することを通して,心理療法の本質を明確にしている。
執筆担当部分:ドリームワーク「固定骨折」の夢(116-135)
心理療法における一手法であるドリームワークの事例を吟味,分析することにより,心理療法における理論,セラピストのクライエントに対する関わり,事例の展開について考察した。特に,セラピストの論理的分析と臨床的直観との統合が実際のセラピーに及ぼす影響について考察した。 

備考(Remarks) 編著者:東山紘久,梶谷健二,藤田裕司,西井克泰,川原稔久,楠本和彦,他19名 

2004  心理学 −Introduction to Psychology−  共著   
ナカニシヤ出版  , その他  , 328  , 2005/03   

概要(Abstract) 認知、教育(教授学習)、発達、社会、パーソナリティ、臨床という現代心理学の主要な領域の基礎的事項を解説した、心理学の基本を体系的に学習するための入門書である。
執筆担当:第7章第4節「心理療法論」p220-233、コラムp244-245、心理学の学び方−ケーススタディ−pviii-ix
臨床心理学における重要な領域の一つである、心理療法に関して解説した。心理療法の定義、メカニズム、目的、代表的な理論などに関して記した。 

備考(Remarks) 編著者:浦上昌則、神谷俊次、中村和彦、楠本和彦、他10名 

2002  子どものこころ百科  共著   
創元社  , A5  , 540  , 2002/12   

概要(Abstract) 子どもの心を理解するための基本的概念の説明に加え、子どもの心理的な問題、課題、症状の概説とその対応について記している。
執筆担当部分:第2部2章言葉に関する問題前文(p60〜66)
言葉の問題の臨床心理学的概説を行った。言語的コミュニケーション、非言語的コミュニケーション、遊びの意義、親子関係など心と言葉を育てる上での臨床心理学的説明を記した。 

備考(Remarks) 編著者:東山紘久、東山弘子、藤田裕司、森田喜治、西井克泰、川原稔久、有井悦子、楠本和彦、他36名 

2001  教職研修総合特集『子どもの対人関係能力を育てる』(読本シリーズNo.151)  共著   
教育開発研究所  , A5  , 244  , 2002/03   

概要(Abstract) 対人コミュニケーションの概念,機能の解説とともに,子どもの対人関係能力を育むための学習内容,学習方法,スキルについて解説している。
執筆担当部分:第3章(8)教育相談と対人関係能力(130-133)
教育相談における対人関係能力の育成に関して,予防的・開発的アプローチと治療的アプローチとの両側面から解説した。その両アプローチの方法と実施上の留意点について記した。 

備考(Remarks) 編著者:津村俊充,ミカエル・カルマノ,榎本鐘司,グラバア俊子,長谷川雅雄,石田裕久,神谷俊次,松原眞志夫,中野 清,田子 健,寺田邦昭,梅垣 弘,山口真人,楠本和彦,他40名 

1992  学校教育相談の理論・実践事例集 登校拒否のすべて第1部理論編(学校が登校拒否を予防するには)  共著   
第一法規  , B5  , 1-12  , 1992/10   

概要(Abstract) 学校による登校拒否の予防について考える前提として、登校拒否についての理論的説明やその治療的アプローチの具体例について述べた。その上で予防的行為としての「オープンな学校をつくる」、「教師の結束力を高める」、「日常の仕事や役割の意味をふりかえる」、「学校と家庭の連携」について具体例を挙げながら詳述した。 

備考(Remarks) 編者:稲村 博,今井五郎,小泉英二,神保信一,高橋哲夫,中西信男 

1992  学校教育相談の理論・実践事例集 登校拒否のすべて第1部理論編(学校コンサルテーション)  共著   
第一法規  , B5  , 1-16  , 1992/10   

概要(Abstract) 学校コンサルテ−ションとは問題や悩みをかかえた学校組織に対する心理・教育・社会的なアプローチである。本論文では学校コンサルテ−ションにおける組織やコンサルテ−ション面接の実際についての説明を示した。さらに、学校コンサルテ−ションから見た学校カウンセリングや学校カウンセリングにとりくむ教師の特徴や留意点について述べた。 

備考(Remarks) 編者:稲村 博,今井五郎,小泉英二,神保信一,高橋哲夫,中西信男 

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学術論文
年度
Year
論文題目名
Title of the articles
共著区分
Collaboration
   Classification
NeoCILIUS
   請求番号/資料ID
Request No
掲載誌名 Journal name,出版機関名 Publishing organization,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date
2015  箱庭制作者の主観的体験に対して多元的方法を用いた質的研究 ― M-GTAによる促進機能に関する理論生成と単一事例質的研究による系列的理解を中心に ―  単著   
博士学位論文  , 佛教大学大学院教育学研究科臨床心理学専攻  , 甲第壱四号  , pp.1-272  , 20160318   

概要(Abstract)  

備考(Remarks) 以下、全文PDF
佛教大学文献目録リポジトリ
http://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/HK/A014/HKA0141L001.pdf 

2012  箱庭制作者の主観的体験に関する単一事例の質的研究(査読付き論文)  単著   
箱庭療法学研究  , 日本箱庭療法学会  , 第25巻3号  , pp.3-17  , 2013/03/31   

概要(Abstract)  本稿は, 継続的な箱庭制作面接において,多元的方法によって収集された,制作者の主観的体験に関する単一事例の質的研究である。①制作者の主観的体験の変容,その個人的意味を検討すること,②独自の研究法の意義と課題を検討すること,を目的とした。
 目的①に関して,以下の四点が見出された。①面接の展開に従って,箱庭作品のテーマと制作者の自己像であるミニチュアに変化がみられた。それらの変化に制作者の心の変容が表されていた。②制作者は,宗教性が自己に根付いたと感じた。③以前には受け入れることができなかった自己の女性性を,制作者は箱庭制作面接を通して,受け入れることができたと実感した。④箱庭制作における受動性と能動性との協働,箱庭制作面接内外の真摯な取り組みが,制作者の心の変容を促進した。
 目的②に関して,①方法のトライアンギュレーション,②言語化に関する課題と箱庭制作におけるイメージの生命力,の観点から考察した。
 

備考(Remarks)  

2012  箱庭制作者の自己実現を促進する諸要因間の相互作用(交流)に関する質的研究(査読付き論文)  単著   
箱庭療法学研究  , 日本箱庭療法学会  , 第25巻1号  , pp.51-64.  , 2012/07   

概要(Abstract)  本研究は,箱庭制作面接の促進機能の探求を目的とする。本研究では,制作者の自己理解や自己実現に寄与する機能を促進機能と定義する。自己実現のために面接を希望した40歳代の女性の主観的体験を修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチによって,質的に分析した。その分析結果から,箱庭制作面接の促進機能は,箱庭制作面接の促進要因間の『交流』であると解釈された。
 質的分析から,面接内外のできごとをめぐるプロセスの交流は,制作者の自己実現を促進する一因であることが見出された。また, 面接の連続性 (面接間の相互関係)に関して,以下の3点が見出された。1)連続性がイメージ体験に影響を与える可能性。2)作品の変化から,制作者自身が自己の変容に気づく可能性。3)面接の内外を貫いて,制作者が内的なプロセスに関与することの重要性。 

備考(Remarks) 査読付き論文 

2010  箱庭制作過程および説明過程に関する質的研究の試み(査読付き論文)  単著   
佛教大学大学院紀要教育学研究科篇  , 佛教大学大学院  , 第39号  , 103-120  , 2011/03   

概要(Abstract) 箱庭制作過程および説明過程に関する調査的研究を行った。探索的研究として,箱庭制作面接1回分のデータを用いて,制作過程,説明過程,内省報告に関する詳細なデータをM-GTAで質的に検討した。1.M-GTAを用いて,質的なデータから概念を抽出し,カテゴリー化した。各過程の詳細なデータから箱庭療法の特性や治療的に重要な要因を抽出することができた。また,各過程およびその関係の概要を把握することができた。2.調査データに基づき,制作過程や説明過程の言動に関する主観的体験を明示化し,箱庭療法の特性や治療的要因を探索した。1)意識の多様性という意識の特性と,制作者−セラピスト間のコミュニケーションの意義に関して検討した。2)枠内のイメージと枠外のイメージに関して,内界(イメージ)と外界(現物)との関係性,図と背景,「おさめる」ことの諸観点から検討した。これらの検討を通して,本研究方法により治療的要因の探求が可能であることを確認することができた。さらに,3.各過程の概念やデータが,箱庭制作面接の主観的体験や治療的要因を検討・説明する根拠として使用可能であることを確認できた。 

備考(Remarks) 査読付論文 

2016  半構成的なグループ・アプローチに関する試論 ―ラボラトリー方式の体験学習の観点を中心に―  単著   
人間関係研究  , 南山大学人間関係研究センター  , 16  , pp.34-51  , 2017/03   

概要(Abstract)  

備考(Remarks) 査読付き論文 

2016  四国遍路に関する心理学を中心とした文献研究  共著   
アカデミア 人文・自然科学編  , 南山大学  , 13  , pp.99-122  , 2017/01/31   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2015  Tグループ(人間関係トレーニング)のコーディネーター(責任者)の役割・機能に関する一考察  単著   
人間関係研究  , 南山大学人間関係研究センター  , 第15号  , pp.59-72  , 20160331   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2014  M-GTAによる箱庭制作過程の促進機能に関する研究―コアカテゴリー①【内界と装置の交流】に焦点を合わせて―  その他   
人間関係研究  , 南山大学人間関係研究センター  , 第14号  , pp. 133-168  , 2015/03/31   

概要(Abstract)  本稿はコアカテゴリー①【内界と装置の交流】に関する箱庭制作面接の促進機能について詳述・検討することを目的とした。
 2人の箱庭制作者の主観的体験をデータとして, 修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ(M-GTA)を用いて分析した。M-GTAの分析結果から,促進要因が単独で,箱庭制作面接における自己理解,自己実現,自己成長に寄与するのではなく,それぞれの促進要因同士が交流し,影響を及ぼし合う過程において,促進機能が働くと捉えられた。そこで,箱庭制作面接の中心的な促進機能を,箱庭制作面接の促進要因間の『交流』であると解釈した。
 その分析結果の内, 本稿ではコアカテゴリー①【内界と装置の交流】に焦点を合わせ,詳述・検討した。①【内界と装置の交流】は,『単一回の制作過程・作品』内の『制作過程』における「内界」と「装置」との交流に関するコアカテゴリーである。「内界」と「装置」は,交流し,双方向で影響を与えあっていた。それには,1)「装置」から「内界」への影響,2)「内界」から「装置」への影響,3)双方向の影響があった。
 ①【内界と装置の交流】は,内界と装置が交流することによって,ミニチュアに箱庭制作者の内的プロセスが重なりあい,ミニチュアが単なるモノではなくなっていく過程であった。この過程は現物の<もの>であるミニチュアが<こころのこと>(藤原,2002)になっていく主観的体験であると考えられる。現物の<もの>であるミニチュアが<こころのこと>になっていくことによって,ミニチュアは箱庭制作者の心を表現するものとなり,そのことを通して,箱庭制作面接は箱庭制作者の自己理解・自己実現・自己成長の促進に寄与できると考えることができる。
引用文献:
藤原勝紀(2002). 臨床イメージ法と箱庭 岡田康伸 (編集) 現代のエス  プリ別冊 箱庭療法の本質と周辺 箱庭療法シリーズⅡ 至文堂
  pp.126-141.
 

備考(Remarks)  

2013  箱庭制作者の主観的体験に対する系列的理解を中心とした質的研究  単著   
人間関係研究  , 南山大学人間関係研究センター  , 13  , 102-138  , 2014/03/25   

概要(Abstract) 本稿は, 継続的な箱庭制作面接における箱庭制作者の主観的体験のデータを基に,箱庭制作者の主観的体験の変容や面接の展開,その個人的意味を検討することを目的とする。
二人の調査参加者の継続的な箱庭制作面接における主観的体験について,調査者が設定したテーマに沿って,系列的理解を実施した。B氏のデータを,「宗教性を中心とした心や生き方の変容」の観点から検討した。この検討は(1)宗教性・信仰,(2)心の多層性,の観点からなされた。A氏のデータを,「自己の多様性と能動性の獲得,他者との関係性の変容」の観点から検討し,多様性や能動性の獲得,他者との関係性の変容が,連鎖的に生じていったことが確認された。
 両氏の箱庭制作面接への系列的理解によって,両氏への個別的理解を深めることができた。同時に,系列的理解によって,継続的な箱庭制作面接の連続性が,促進機能をもち,箱庭制作者の自己理解・自己実現・自己成長の促進に寄与することを示すことができた。 

備考(Remarks)  

2013  M-GTAを用いた箱庭制作面接における連続性に関する促進機能についての検討  単著   
人間関係研究  , 南山大学人間関係研究センター  , 13  , 71-101  , 2013/03/25   

概要(Abstract) 本稿は,継続的な箱庭制作面接における箱庭制作者の主観的体験のデータを基に,面接の連続性に関する促進機能の理論生成を目的とする。
二人の調査参加者の継続的な箱庭制作面接のデータを修正版グランウンデッド・セオリー・アプローチ(M-GTA) を用いて分析した。その分析結果の内, 本稿の目的を達成するため,⑪【単一回の制作過程・作品と作品の連続性や変化の交流】と⑫【箱庭制作面接のプロセスと心や生き方の変化・成長の交流】内の6概念について,検討した。検討の結果,連続性の促進機能が確認された。箱庭制作面接の連続性により,箱庭作品,箱庭制作者の心や生き方に変化が生まれ,箱庭制作者の自己理解・自己実現・自己成長が促進されることが見い出された。また,箱庭制作面接の連続性が,箱庭制作者のイメージ体験(自律性,集約性,象徴性など)を促進することが見い出された。概念[面接内外を貫いて内的プロセスを生きる]に示されるような態度は,箱庭制作者自身がコンステレーションに気づき,それを読み,意味を与えることができるようになる一要因となる,と考えられた。また,本概念は,面接内外のプロセスの交流により生起した連続性とみることができた。本概念に示されるような態度によって, 面接内外のプロセスが連動・総合されて,面接内外を貫く連続性が生まれる,と考えられた。 

備考(Remarks)  

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その他研究業績
年度
Year
題名等
Titles
カテゴリ
Category
細目
Authorship
掲載雑誌名等 Publishing Magazine,発行所 Publisher,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date
2006  文部科学省「大学・大学院における教員養成推進プログラム」GP採択「豊かで潤いのある学びを育むために」  資料  共著 
南山大学教員養成GP  , 327  , 2007/03   

概要(Abstract) 平成17・18年度と南山大学教員養成GPの補助事業として取り組ん
できた一連のプロジェクトをまとめた報告書である。多数の補助事業の中でもと
りわけ、研究協力校12校の実践報告書とそれを支えた記事は、今後の類似の活
動に有効であると考えている。 

備考(Remarks)  

2014  ラボラトリー方式の体験学習  ワークショップ講師  その他 
日本人間性心理学会第33回大会プログラム・発表論文集  , p.14  , 2014/10/11   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2013  ラボラトリー方式の体験学習概論  寄稿  単著 
平成25年度名古屋大学教育奨励費支援プロジェクト「心の専門家」養成教育における教材作成報告書  , 名古屋大学大学院教育発達科学研究科心理発達科学専攻精神発達臨床科学講座  , 127-143  , 2014/03   

概要(Abstract)  

備考(Remarks) 心理臨床レクチャーシリーズ2012・2013の記録 

2011  日本人間性心理学会第30回大会口頭研究発表・座長  学会発表・座長  その他 
 

概要(Abstract)  

備考(Remarks) 研究発表・座長
発表:大下智子「糖尿病教育入院におけるグループ・ワークに関する検討」)、村久保雅孝「当事者研究をベースとするエクササイズ『私の目次』の実践と検討」、於:愛知教育大学 

2016  小林真佑子論文へのコメント  事例研究論文へのコメント  単著 
椙山臨床心理研究  , 椙山女学園大学臨床心理相談室  , 17  , pp.62-63  , 2017/03   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2016  セカンドライブ  ラボラトリー方式の体験学習の実習  単著 
人間関係研究  , 南山大学人間関係研究センター  , 16  , pp.142-151  , 2017/03   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2016  ルナ系第5惑星  ラボラトリー方式の体験学習の実習  単著 
人間関係研究  , 南山大学人間関係研究センター  , 16  , pp.152-160  , 2017/03   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2007  Tグループ・トレーナーのトレーニング観、ファシリテーションに関する擬似KJ法的研究  研究会  その他 
第5回人間関係研究センター定例研究会  , 南山大学人間関係研究センター  , 2008/03   

概要(Abstract) Tグループにおけるトレーナーのトレーニング観、ファシリテーションに関する擬似KJ法的な質的研究に関して報告した。 

備考(Remarks)  

2004  対決、直面  辞書・事典  単著 
心理臨床大事典(改訂版)  , 培風館  , pp.223-225.  , 2004/04   

概要(Abstract)  

備考(Remarks) 氏原寛、亀口憲治、ほか3名共編 

1999  ゲシュタルト療法  辞書・事典  単著 
カウンセリング辞典  , ミネルヴァ書房  , p.174.  , 1999/12   

概要(Abstract)  

備考(Remarks) 氏原寛、小川捷之、ほか5名共編 

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研究発表
年度
Year
題目又はセッション名
Title or Name of Session
細目
Authorship
発表年月(日)
Date
発表学会等名称 Name, etc. of the conference at which the presentation is to be given, 主催者名称 Organizer, 掲載雑誌名等 Publishing Magazine,発行所 Publisher,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.
2010  How does language work in therapeutic interaction? -an interdisciplinary study of sandplay verbal session  共同  2010/09 
Sociolinguistics Symposium 18  , Sociolinguistics Symposium   

概要(Abstract) 心理療法の実践は言語のやりとりの中に実現され反映される部分が少なからず存在する。本稿は、言語表現形式のひとつである「共同発話」という言語行為の中に、その反映を検証しようと試みたものである。
心理療法場面においては、成員間に役割の差があり、非対称性が存在している。この非対称性は、言語形式においても、顕現されるはずである。逆に考えれば、この場面での「共同発話」において発現される言語形式や運用方法における特徴を検証することによって、心理療法場面とはどのような特性を持った場であるのかを言語面から捉えることが可能になる。そこで本稿では箱庭療法場面での抽象的な特性を前提として提示したうえで、次に実際の分析を示した。
実際の分析では、約18時間にわたる、箱庭療法(実験場面であるが実際の心理療法の枠組みを再現しているもの)のセッションを記録したVTR中の、セラピストとクライアントのやりとりの逐語録から「共同発話」を選別している。すなわちある話者の発言が完結していない段階でもうひとりの話者がその未完発話の続きを発言し、両者の発言を合わせるとひとつの完結した発話のユニットとなるものを選別し、それを分析した。発話開始者と発話完結者がどちらであるかという分類でまずは二分し、そのうえで、この二つのグループに見られる特徴を観察する。すると上記の前提が確かに言語的にも特徴として反映されていくことが検証されていく。例えば、この「共同発話」が起こる場面では、セラピストが後続する発話者となって完結するときは、クライアントの発言完結を「待たない」パタンが圧倒的に多い。クライアント自身の心的動きを待ち、言語による積極的介入には慎重であるとされているタイプの心理療法において、このような動向はかなり顕著な特徴となるが、そこには箱庭療法場面という制度との連関が見出されることが本稿では記述されている。またセラピストが発話開始者となりクライアントが発話完結者となるときのパタンのひとつとして、方向づけせずに言語化を促進する手段として意図的にこの言語形式を利用している様相であることが記述された。
一般論として、特定の制度的場面とそこで運用される言語の形式は相関性を持っていることが知られているが、本稿ではそれを具体的な箱庭心理療法場面の談話特性を探ることによって検証しようとしたものである。 

備考(Remarks) 査読付発表、共同発表者:丹羽牧代 

2015  エンカウンター・グループのオーガナイザーの役割  共同  20150920 
人間関係トレーニング(Tグループ)のコーディネーター(責任者)の役割・機能  , 日本心理臨床学会第34回秋季大会自主シンポジウム  , 日本心理臨床学会第34回秋季大会発表論文集   

概要(Abstract)  

備考(Remarks) 指定討論者 

1995  『へび象徴技法』から見た養護施設児の内的世界  単独  1995/10/8 
日本心理臨床学会第14回大会  , 日本心理臨床学会   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2014  当事者による性同一性障害に関する当事者研究とインタビュー調査  共同  2014/10/12 
日本人間性心理学会第33回大会  , 日本人間性心理学会  , 日本人間性心理学会第33回大会プログラム・発表論文集  , pp.122-123   

概要(Abstract)  本研究は、①性同一性障害(GID)についての理解の深化、②当事者である研究実施者(椴山)の置かれている状況を把握し、やさしい生き方を検討すること、③当事者が語るリアルな情報によって非当事者の理解の幅を広めることを目的とした。 
 本研究では、自らも性同一性障害(GID)の当事者である研究実施者(椴山)が、自己に対する当事者研究とその一環として研究実施者の家族へのインタビュー調査を行った。
 GID当事者である研究参加者2名に文書にて同意を得て、インタビュー調査を実施した。それぞれのインタビュー内容は逐語録を作成し、KJ法で分析した。
  

備考(Remarks) 椴山 陽(性同一性障害当事者)・楠本和彦(南山大学) 

2014  ラボラトリー方式の体験学習  単独   
日本人間性心理学会第33回大会  , 日本人間性心理学会  , 日本人間性心理学会第33回大会プログラム・発表論文集  , p.14   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2011  ベーシック・エンカウンター・グループとTグループの対話  共同  2011/10/08 
日本人間性心理学会第30回大会ワークショップ  , 日本人間性心理学会   

概要(Abstract)  

備考(Remarks) 日本人間性心理学会第30回大会ワークショップ・講師
共同講師:中村和彦・松本剛・大島利伸 

2011  Supportive interaction of Medical staff with patients  共同  2011/07/4~8 
The 12th European Congress of Psychology Istanbul 2011  , European Congress of Psychology   

概要(Abstract) 本研究は,医療者との関わりの中で生じる患者の感情に焦点を当てることを通して,患者の病に対する不安を軽減するための支持的な関わりを明らかにすることを目的とした。研究同意の得られた,入院経験があり現在も通院治療を受けている3名(男性1名,女性2名)を対象に,半構造化面接を行い医療者との具体的な関わりと,その際の感情に関するインタビューを実施した。その結果,(1)患者の期待に沿った医療者の関わりが,患者の不安を軽減させ,(2)治療に対する意見が医師と異なった場合は,納得いくまで医師と話し合うことで患者の不安が軽減し,患者が納得のいく治療を受けることができ、(3)患者の気持ちを大切にした医療者の関わりが,患者の不安を軽減させ、患者の治療に対する決断に影響を与えたことが明らかとなった。 

備考(Remarks) 共同発表者:石川佳奈(第一発表者)、金井篤子 

1996  体験学習を用いたグループと個人の成長のための教育実践  共同  1996/9/15 
日本人間性心理学会第15回大会  , 日本人間性心理学会   

概要(Abstract)  

備考(Remarks) 津村俊充、伊藤雅子、ほか2名 

2011  箱庭制作面接の促進要因間の交流(相互作用)に関する質的研究―面接内外のプロセスの連動と,面接の連続性を中心に―  単独  2012/03/08 
南山大学人間関係研究センター第3回定例研究会  , 南山大学人間関係研究センター   

概要(Abstract)  

備考(Remarks)  

2005  グループとファシリテーション −ファシリテーターーの養成−  共同  2005/12 
第7回日本体験学習研究会全国大会プログラム・報告要旨  , 日本体験学習研究会  , 第7回  , p.10   

概要(Abstract) ラボラトリーメソッドによる体験学習について、筆者の考察の基盤となる現場についての概説、ファシリテーターの定義、具体的な養成プログラム、重視しているファシリテーターの特性、養成段階でのベーシック・トレーニングについて検討した。 

備考(Remarks) 企画者:長尾文雄、辻村徳治、話題提供者:川島恵、楠本和彦、辻村徳治 

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研究助成
年度
Year
助成名称または科学研究費補助金研究種目名
Name of grant or research classification for scientific research funding
研究題目
Research Title
役割(代表/非代表)
Role
助成団体
Granting body
助成金額
Grant amount
2014  南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2  箱庭療法における箱庭制作者の主観的体験に関する質的研究 
     

研究内容(Research Content)  

備考(Remarks)  

2012  南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2  制作者の主観的体験に基づいた箱庭療法の促進要因に関する質的研究 
     

研究内容(Research Content)  

備考(Remarks)  

2004  南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2  Tグループの現代的意義、機能に関する研究 
     

研究内容(Research Content) 研究助成 

備考(Remarks)  

2003  南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2  Tグループの人間関係トレーニングにおける意義、機能に関する基礎研究 
     

研究内容(Research Content) 研究助成 

備考(Remarks)  

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教育活動
年度
Year
タイトル
Title
内容等
Content
活動期間
Period of Activities
2016  セカンドライブ 

ラボラトリー方式の体験学習の実習を作成した。 

 
2016  ルナ系第5惑星 

ラボラトリー方式の体験学習の実習を作成した 

 
2016  2016年度「人間関係フィールドワーク報告書」 

心理人間学科科目「人間関係フィールドワーク」の報告書 

 
2016  2016年度「体験学習実践トレーニングオリジナル実習集」 

2016年度心理人間学科科目「体験学習実践トレーニング」において作成したオリジナル実習集 

 
2007  『心理学 −Introduction to Psychology− 第2版』  

『心理学 −Introduction to Psychology− 第2版』 共著 浦上昌則、神谷俊次、中村和彦他編著 ナカニシヤ出版
p344 2008/3
 

 
2006  『人間関係トレーニング 第2版』 

『人間関係トレーニング 第2版』 共著 ナカニシヤ出版 p198 2005/04
 

 
2003  『ファシリテーター・トレーニング』 

『ファシリテーター・トレーニング』 共著 ナカニシヤ出版p187 2003/06
 

 
2015  2015年度人間関係フィールドワーク報告書  

心理人間学科科目「人間関係フィールドワーク」の活動報告書 

 
2015  体験学習実践トレーニング実習集 2015年度 

2015年度心理人間学科科目「体験学習実践トレーニング」において学生が作成したオリジナル実習の報告書  

 
2006  「体験学習実践論オリジナル実習集」 

「体験学習実践論オリジナル実習集」共著(体験学習実践論担当教員、受講生)南山大学心理人間学科2004年度-2006年度 

 
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研究活動/社会的活動
年度
Year
活動名称
Name of activities
活動期間
Period of Activities
2010  研修会  2010/08 

活動内容等(Content of Activities) 「2010年度中部地区カトリック学校連盟教育研修会」講師
テーマ:教育相談の二つの側面 −予防的・開発的アプローチと治療的・問題解決的アプローチ 

2009  研修会  2010/3 

活動内容等(Content of Activities) 南山国際高等学校・中学校現職研修講演会 講師 

2009  研修会  2010/3 

活動内容等(Content of Activities) 日本産業カウンセラー協会ベーシック研修「構成的エンカウンターグループ」講師 

2009  ワークショップ  2009/8 

活動内容等(Content of Activities) スクールカウンセラーのためのグループ・アプローチ ワークショップ 準備委員・ファシリテーター 

2009  学会準備委員  2009/5 

活動内容等(Content of Activities) 東海心理学会第58回大会準備委員および「臨床・障害」領域発表の座長 

2007  研修会  2008/03 

活動内容等(Content of Activities) 現職研修講演会 南山国際高等学校・中学校 

2007  研修会  2008/02 

活動内容等(Content of Activities) 学校保健会尾張支部養護教諭部会 

2007  研修会  2007/10 

活動内容等(Content of Activities) カウンセリング研修 事務職員等研修 南山学園 

2007  研修会  2007/08 

活動内容等(Content of Activities) 近畿地区学生指導研修会 日本学生支援機構 

2007  研修会  2007/07・08 

活動内容等(Content of Activities) 学校教育相談応用講座 愛知県総合教育センター 

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著書・学術論文に関する統計情報
年度
Academic Year
学術研究著書の件数
No. of Academic Books
学会誌・国際会議議事録等に掲載された学術論文の件数
No. of Academic Articles in Journals/Int'l Conference Papers
学内的な紀要等に掲載された学術論文の件数
No. of Academic Articles Pub'd in University Bulletins
学会受賞等の受賞件数
No. of Academic Awards Received
国際学会でのゲストスピーカーの件数
No. of Times as Guest Speaker at Int'l Academic Conferences
国際学会での研究発表の件数
No. of Presentations of Papers at Int'l Academic Conferences
国内学会でのゲストスピーカーの件数
No. of Times as Guest Speaker at National Academic Conf.
国内学会での研究発表の件数
No. of Papers Presented at National Academic Conf.
2016 
2015 
2014 
2013 
2012 
2011 
2010 
2009 
2008 
2007 
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2017/04/07 更新