2024/11/20 更新

写真b

クスモト カズヒコ
楠本 和彦
KUSUMOTO Kazuhiko
所属
人文学部 心理人間学科 教授
職名
教授
主な研究課題
長期研究:箱庭制作面接における治療的要因の質的研究

長期研究:教育領域における心理臨床的活動

短期研究:箱庭制作面接における治療的要因の質的研究

短期研究:青年期,成人期における心理臨床的活動
専攻分野
臨床心理学

学位

  • 博士(教育学) ( 2016年3月   佛教大学 )

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    博士

    学位論文名:箱庭制作者の主観的体験に対して多元的方法を用いた質的研究 ― M-GTAによる促進機能に関する理論生成と単一事例質的研究による系列的理解を中心に ―

  • 教育学修士 ( 1989年3月   大阪教育大学 )

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    修士

研究分野

  • 人文・社会 / 臨床心理学

学歴

  • 佛教大学   教育学研究科   臨床心理学専攻

    - 2011年3月

  • 大阪教育大学   教育学研究科   障害児教育専攻障害児心理学専修

    - 1989年3月

  • 広島大学   教育学部   心理学科

    - 1987年3月

所属学協会

  • 公認心理師(登録番号第35394号)(2020.8登録~現在に至る)

  • 東海心理学会第58回大会準備委員および「臨床・障害」領域発表の座長(2009.5.)

  • 社会言語科学会会員(2003.2〜現在に至る)

  • 日本体験学習研究会全国大会準備委員(1999.〜2007)

  • 東海心理学会第46回大会準備委員(1997.5.)

  • 日本人間性心理学会会員(1996.7.〜現在に至る)

  • 日本箱庭療法学会会員(1991.8.〜現在に至る)

  • 財団法人日本臨床心理士資格認定協会・臨床心理士(登録番号第2958号)(1990.3.〜現在に至る)

  • 日本心理臨床学会会員(1988.5.〜現在に至る)

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委員歴

  • 公認心理師(登録番号第35394号)(2020.8登録~現在に至る)  

  • 東海心理学会第58回大会準備委員および「臨床・障害」領域発表の座長(2009.5.)  

  • 社会言語科学会会員(2003.2〜現在に至る)  

  • 日本体験学習研究会全国大会準備委員(1999.〜2007)  

  • 東海心理学会第46回大会準備委員(1997.5.)  

  • 日本人間性心理学会会員(1996.7.〜現在に至る)  

  • 日本箱庭療法学会会員(1991.8.〜現在に至る)  

  • 財団法人日本臨床心理士資格認定協会・臨床心理士(登録番号第2958号)(1990.3.〜現在に至る)  

  • 日本心理臨床学会会員(1988.5.〜現在に至る)  

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論文

  • ワークショップ形式によるプロテスタント教会の修養会に関する実践報告と検討

    人間関係研究   23   51 - 80   2023年10月

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    出版者・発行元:南山大学人間関係研究センター  

     本稿は、プロテスタント教会であるシティ リジョイス チャーチが2022年に実施したワークショップ形式の修養会について、実践を報告するとともに、それについて検討した。テーマを聖霊としたことの意味やそのテーマに関する学びを実現するために実施したワークショップ形式のプログラムについての分析を行い、その検討を通して、今回の修養会の成果や課題について明確にすることを目的とした。
     目的を達成するために、修養会参加者のアンケートにおける自由記述をデータとしたKJ法の分析を行った。分析の結果、「信仰、聖霊、聖霊と自分との関係についての気づきや思い」と「ワークショップ形式の修養会の意味や意義」の2つの大きな島が見出された。さらに、「信仰、聖霊、聖霊と自分との関係についての気づきや思い」内に、「聖霊の性質や働きについての気づき」、「聖霊についての実感」、「自分の信仰や聖霊への気づきや思いや感謝」の3つの中程度の島が見出された。「ワークショップ形式の修養会の意味や意義」の内に、「わかちあいの意義」の中程度の島が見出された。

  • Tグループを中心としたラボラトリー方式の体験学習(依頼論文)

    人間性心理学研究   第38巻第1号   71 - 78   2020年9月

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    出版者・発行元:日本人間性心理学会  

    Tグループを中心としてラボラトリー方式の体験学習を人間性心理学の観点から考察した。ラボラトリー方式の体験学習がもつ価値観や目的が人間性心理学のそれらと共通点をもつことを述べた。その上で、ラボラトリー方式の体験学習やTグループの構造について説明した。ラボラトリー方式の体験学習の基本的枠組みとして、学習目標の本質と方法を同時的・主体的・体験的に探究する教育であること、プロセスの重視、学ぶ者同志の援助的関係の重視などを挙げた。

  • 水島恵一先生の論文と向き合う -イメージワークとグループ・アプローチを中心に―(依頼論文) 

    人間性心理学研究   第36巻第2号   151 - 157.   2019年3月

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    出版者・発行元:日本人間性心理学会  

  • 心理臨床家としてのグループ体験を中心にした自己研鑽(依頼論文)

    心理臨床   34   11 - 20.   2019年3月

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    出版者・発行元:名古屋大学心の発達支援研究実践センター  

  • 箱庭制作者の主観的体験に対して多元的方法を用いた質的研究 ― M-GTAによる促進機能に関する理論生成と単一事例質的研究による系列的理解を中心に ―(博士学位論文)

    博士学位論文   甲第壱四号   1 - 272   2016年3月

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    出版者・発行元:佛教大学大学院教育学研究科臨床心理学専攻  

  • 箱庭制作者の主観的体験に関する単一事例の質的研究(査読付き論文)

    箱庭療法学研究   第25巻3号   3 - 17   2013年3月

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    出版者・発行元:日本箱庭療法学会  

     本稿は, 継続的な箱庭制作面接において,多元的方法によって収集された,制作者の主観的体験に関する単一事例の質的研究である。①制作者の主観的体験の変容,その個人的意味を検討すること,②独自の研究法の意義と課題を検討すること,を目的とした。
     目的①に関して,以下の四点が見出された。①面接の展開に従って,箱庭作品のテーマと制作者の自己像であるミニチュアに変化がみられた。それらの変化に制作者の心の変容が表されていた。②制作者は,宗教性が自己に根付いたと感じた。③以前には受け入れることができなかった自己の女性性を,制作者は箱庭制作面接を通して,受け入れることができたと実感した。④箱庭制作における受動性と能動性との協働,箱庭制作面接内外の真摯な取り組みが,制作者の心の変容を促進した。
     目的②に関して,①方法のトライアンギュレーション,②言語化に関する課題と箱庭制作におけるイメージの生命力,の観点から考察した。

  • 箱庭制作者の自己実現を促進する諸要因間の相互作用(交流)に関する質的研究(査読付き論文)

    箱庭療法学研究   第25巻1号   51 - 64.   2012年7月

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    出版者・発行元:日本箱庭療法学会  

     本研究は,箱庭制作面接の促進機能の探求を目的とする。本研究では,制作者の自己理解や自己実現に寄与する機能を促進機能と定義する。自己実現のために面接を希望した40歳代の女性の主観的体験を修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチによって,質的に分析した。その分析結果から,箱庭制作面接の促進機能は,箱庭制作面接の促進要因間の『交流』であると解釈された。
     質的分析から,面接内外のできごとをめぐるプロセスの交流は,制作者の自己実現を促進する一因であることが見出された。また, 面接の連続性 (面接間の相互関係)に関して,以下の3点が見出された。1)連続性がイメージ体験に影響を与える可能性。2)作品の変化から,制作者自身が自己の変容に気づく可能性。3)面接の内外を貫いて,制作者が内的なプロセスに関与することの重要性。

  • 箱庭制作過程および説明過程に関する質的研究の試み(査読付き論文)

    佛教大学大学院紀要教育学研究科篇   第39号   103 - 120   2011年3月

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    出版者・発行元:佛教大学大学院  

    箱庭制作過程および説明過程に関する調査的研究を行った。探索的研究として,箱庭制作面接1回分のデータを用いて,制作過程,説明過程,内省報告に関する詳細なデータをM-GTAで質的に検討した。1.M-GTAを用いて,質的なデータから概念を抽出し,カテゴリー化した。各過程の詳細なデータから箱庭療法の特性や治療的に重要な要因を抽出することができた。また,各過程およびその関係の概要を把握することができた。2.調査データに基づき,制作過程や説明過程の言動に関する主観的体験を明示化し,箱庭療法の特性や治療的要因を探索した。1)意識の多様性という意識の特性と,制作者−セラピスト間のコミュニケーションの意義に関して検討した。2)枠内のイメージと枠外のイメージに関して,内界(イメージ)と外界(現物)との関係性,図と背景,「おさめる」ことの諸観点から検討した。これらの検討を通して,本研究方法により治療的要因の探求が可能であることを確認することができた。さらに,3.各過程の概念やデータが,箱庭制作面接の主観的体験や治療的要因を検討・説明する根拠として使用可能であることを確認できた。

  • ラボラトリー方式の体験学習におけるニーズアセスメント ―「体験学習実践トレーニング」の事例から― 

    アカデミア人文・自然科学編   第25号   77 - 95   2023年1月

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    出版者・発行元:南山大学  

  • 半構成的なグループ・アプローチにおけるファシリテーション(7)―現場に向けてのまとめ―(依頼論文)

    JCDAジャーナル   81   16 - 17   2021年11月

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    出版者・発行元:日本キャリア開発協会  

  • 半構成的なグループ・アプローチにおけるファシリテーション(6)   ―ゴールの設定、諸要因の総合的な実施―(依頼論文)

    JCDAジャーナル   80   14 - 15   2021年8月

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    出版者・発行元:日本キャリア開発協会  

  • 半構成的なグループ・アプローチにおけるファシリテーション(5)   ―コンテント(タスク)とプロセスの比重(2) 話し合いの構造化、ファシリテーターの介入―(依頼論文)

    JCDAジャーナル   79   18 - 19   2021年5月

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    出版者・発行元:日本キャリア開発協会  

  • ワークショップ形式の修養会の意義と課題に関する検討 ―2018年春の修養会の実践報告と検討を中心にー

    人間関係研究   第20号   87 - 129   2021年3月

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    出版者・発行元:南山大学人間関係研究センター  

  • 半構成的なグループ・アプローチにおけるファシリテーション(4)   ―コンテント(タスク)とプロセスの比重(1) テーマの内容―(依頼論文)

    JCDAジャーナル   78   pp22 - 23   2021年1月

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    出版者・発行元:日本キャリア開発協会  

  • 半構成的なグループ・アプローチにおけるファシリテーション(3)   ―人間関係に関する2つの観点 コンテントとプロセス― (依頼論文)

    JCDAジャーナル   77   pp22 - 23   2020年11月

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    出版者・発行元:日本キャリア開発協会  

  • 半構成的なグループ・アプローチにおけるファシリテーション(2)   ―半構成的なグループ・アプローチの位置づけ  非構成と構成の中間としての形― (依頼論文)

    JCDAジャーナル   76   pp18 - 19   2020年7月

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    出版者・発行元:日本キャリア開発協会  

  • 半構成的なグループ・アプローチにおけるファシリテーション(1)   ―半構成的なグループ・アプローチとは?―(依頼論文)

    JCDAジャーナル   75   pp20 - 21   2020年5月

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    出版者・発行元:日本キャリア開発協会  

  • 多様な「半構成的なグループ・アプローチ」が学習者の学びを促進するために ― 講習体験をベースにした検討 ― 

    人間関係研究   第19号   35 - 54   2020年3月

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    出版者・発行元:南山大学人間関係研究センター  

  • 南山大学人文学部心理人間学科科目「体験学習実践トレーニング」におけるオリジナル実習の作成と実施についての検討: 実習「うた えらび」 

    人間関係研究   第19号   89 - 109   2020年3月

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    出版者・発行元:南山大学人間関係研究センター  

  • コンサルテーションの要素を含む心理臨床家を対象とした研修の試み

    人間関係研究   18号   25 - 37   2019年3月

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    出版者・発行元:南山大学人間関係研究センター  

  • 歩き遍路の遍路者にとっての意味と日常や生き方に及ぼす影響についての考察(2) ― Cさんの語りを通して ― (査読付き論文)

    人間関係研究   17   pp75 - 96.   2018年3月

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    出版者・発行元:南山大学人間関係研究センター  

     本稿は,四国歩き遍路の遍路者にとっての意味と日常や生き方に及ぼす影響について,考察した。本稿は,①四国遍路は歩き遍路体験者にとってどのような意味があるのか,②四国歩き遍路体験後の日常生活や生き方への継続的な影響には,どのようなものがあるか,③歩き遍路者にとっての四国遍路空間の特性とはどのようなものであるか,を明らかにすることを目的とした。四国遍路歩き遍路体験者であるCさんに,半構造化したインタビュー調査を行い,そのデータをナラティブ・アプローチによって分析・考察した。
     目的①に関して,1)弘法大師の声, 2)四国の人々の温かさへの感謝, 3)お経をあげながら歩くこと ―周りの人や先祖との繋がり―, 4)生かされていることへの気づき,の観点から考察した。目的②に関して, 1)衆生秘密 ―殻を破る―, 2)即身成仏 ―現世を楽しむ―, 3)人に優しくなる,人を受け入れる,の観点から考察した。目的③に関して, 1)四国曼荼羅の世界, 2)三密行をすることができる別世界, 3) ケガレの世界とハレの世界の切り替え, 4)お遍路さんを受け入れる風潮,の観点から考察した。

  • 歩き遍路の遍路者にとっての意味と日常や生き方に及ぼす影響についての考察(1) ― Bさんの語りを通して ―

    アカデミア人文自然科学編   15   pp41 - 61.   2018年1月

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    出版者・発行元:南山大学  

     本稿は,四国歩き遍路の遍路者にとっての意味と日常や生き方に及ぼす影響について,考察した。本稿は,①四国遍路は歩き遍路体験者にとってどのような意味があるのか,②四国歩き遍路体験後の日常生活や生き方への継続的な影響には,どのようなものがあるか,③歩き遍路者にとっての四国遍路空間の特性とはどのようなものであるか,を明らかにすることを目的とした。四国遍路歩き遍路体験者であるBさんに,半構造化したインタビュー調査を行い,そのデータをナラティブ・アプローチによって分析・考察した。
     目的①に関して, 1)亡くなった両親への感謝と命の繋がり, 2)人生観の強化とパワフルな体験, 3)自分の本質の自覚,の観点から考察した。目的②に関して, 1)帰依できる存在の現れ, 2)老いとの狭間にある足掻きと自己確認,の観点から考察した。目的③に関して, 1)Bさんにとっての四国遍路空間の非日常性の意味, 2)日常と非日常が交錯する四国遍路空間, 3) 歩き四国遍路とBさんの人生観に共通する修養性, の観点から考察した。

  • Tグループ(人間関係トレーニング)のコーディネーター(責任者)の役割・機能に関する一考察

    人間関係研究   第15号   59 - 72   2016年3月

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    出版者・発行元:南山大学人間関係研究センター  

  • M-GTAによる箱庭制作過程の促進機能に関する研究―コアカテゴリー①【内界と装置の交流】に焦点を合わせて―

    人間関係研究   第14号   133 - 168   2015年3月

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    出版者・発行元:南山大学人間関係研究センター  

     本稿はコアカテゴリー①【内界と装置の交流】に関する箱庭制作面接の促進機能について詳述・検討することを目的とした。
     2人の箱庭制作者の主観的体験をデータとして, 修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ(M-GTA)を用いて分析した。M-GTAの分析結果から,促進要因が単独で,箱庭制作面接における自己理解,自己実現,自己成長に寄与するのではなく,それぞれの促進要因同士が交流し,影響を及ぼし合う過程において,促進機能が働くと捉えられた。そこで,箱庭制作面接の中心的な促進機能を,箱庭制作面接の促進要因間の『交流』であると解釈した。
     その分析結果の内, 本稿ではコアカテゴリー①【内界と装置の交流】に焦点を合わせ,詳述・検討した。①【内界と装置の交流】は,『単一回の制作過程・作品』内の『制作過程』における「内界」と「装置」との交流に関するコアカテゴリーである。「内界」と「装置」は,交流し,双方向で影響を与えあっていた。それには,1)「装置」から「内界」への影響,2)「内界」から「装置」への影響,3)双方向の影響があった。
     ①【内界と装置の交流】は,内界と装置が交流することによって,ミニチュアに箱庭制作者の内的プロセスが重なりあい,ミニチュアが単なるモノではなくなっていく過程であった。この過程は現物の<もの>であるミニチュアが<こころのこと>(藤原,2002)になっていく主観的体験であると考えられる。現物の<もの>であるミニチュアが<こころのこと>になっていくことによって,ミニチュアは箱庭制作者の心を表現するものとなり,そのことを通して,箱庭制作面接は箱庭制作者の自己理解・自己実現・自己成長の促進に寄与できると考えることができる。
    引用文献:
    藤原勝紀(2002). 臨床イメージ法と箱庭 岡田康伸 (編集) 現代のエス  プリ別冊 箱庭療法の本質と周辺 箱庭療法シリーズⅡ 至文堂
      pp.126-141.

  • 箱庭制作者の主観的体験に対する系列的理解を中心とした質的研究

    人間関係研究   13   102 - 138   2014年3月

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    出版者・発行元:南山大学人間関係研究センター  

    本稿は, 継続的な箱庭制作面接における箱庭制作者の主観的体験のデータを基に,箱庭制作者の主観的体験の変容や面接の展開,その個人的意味を検討することを目的とする。
    二人の調査参加者の継続的な箱庭制作面接における主観的体験について,調査者が設定したテーマに沿って,系列的理解を実施した。B氏のデータを,「宗教性を中心とした心や生き方の変容」の観点から検討した。この検討は(1)宗教性・信仰,(2)心の多層性,の観点からなされた。A氏のデータを,「自己の多様性と能動性の獲得,他者との関係性の変容」の観点から検討し,多様性や能動性の獲得,他者との関係性の変容が,連鎖的に生じていったことが確認された。
     両氏の箱庭制作面接への系列的理解によって,両氏への個別的理解を深めることができた。同時に,系列的理解によって,継続的な箱庭制作面接の連続性が,促進機能をもち,箱庭制作者の自己理解・自己実現・自己成長の促進に寄与することを示すことができた。

  • 箱庭制作者の主観的体験に関する研究法の検討 ―多元的方法・方法のトライアンギュレーション、M-GTAを中心に―

    人間関係研究   第12号   71 - 94   2013年3月

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    出版者・発行元:南山大学人間関係研究センター  

     本稿では、筆者が実施した箱庭制作者の主観的体験に関する研究法について、多元的方法・トライアンギュレーションの観点、修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチによる分析の観点から、検討することを目的とした。
     その両観点から、一連の筆者の研究と先行研究を比較検討した。検討により、研究法における、筆者の研究のオリジナリティは、同一データに対してM-GTAと単一事例質的研究という2種の異なる質的研究法により、多角的、総合的にデータを分析し、知見を得ている点であった。異なる質的研究法を併用することにより、単一の方法では、明らかにすることが困難であった観点から分析することが可能になり、総合的な考察が可能になったことが確認された。

  • M-GTAを用いた箱庭制作面接における連続性に関する促進機能についての検討

    人間関係研究   13   71 - 101   2013年3月

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    出版者・発行元:南山大学人間関係研究センター  

    本稿は,継続的な箱庭制作面接における箱庭制作者の主観的体験のデータを基に,面接の連続性に関する促進機能の理論生成を目的とする。
    二人の調査参加者の継続的な箱庭制作面接のデータを修正版グランウンデッド・セオリー・アプローチ(M-GTA) を用いて分析した。その分析結果の内, 本稿の目的を達成するため,⑪【単一回の制作過程・作品と作品の連続性や変化の交流】と⑫【箱庭制作面接のプロセスと心や生き方の変化・成長の交流】内の6概念について,検討した。検討の結果,連続性の促進機能が確認された。箱庭制作面接の連続性により,箱庭作品,箱庭制作者の心や生き方に変化が生まれ,箱庭制作者の自己理解・自己実現・自己成長が促進されることが見い出された。また,箱庭制作面接の連続性が,箱庭制作者のイメージ体験(自律性,集約性,象徴性など)を促進することが見い出された。概念[面接内外を貫いて内的プロセスを生きる]に示されるような態度は,箱庭制作者自身がコンステレーションに気づき,それを読み,意味を与えることができるようになる一要因となる,と考えられた。また,本概念は,面接内外のプロセスの交流により生起した連続性とみることができた。本概念に示されるような態度によって, 面接内外のプロセスが連動・総合されて,面接内外を貫く連続性が生まれる,と考えられた。

  • Tグループにおけるトレーナーのファシリテーション、学習観・トレーニング観に関する質的研究

    人間関係研究   第11号   55 - 95   2012年3月

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    出版者・発行元:南山大学人間関係研究センター  

    本稿の目的は、① 現代のTグループ・トレーナーのファシリテーションと、それを支える学習観・トレーニング観についての認識を明らかにすること、②その構造、関係性を示すことである。トレーナー・トレーニング形式で行われた、Tグループセッションのクリティーキング場面におけるメンバーとトレーナーの言動を基礎資料とし、そのデータをKJ法註3により、理論生成した。
    その結果、現代のTグループ・トレーナーのファシリテーション、学習観・トレーニング観に関する8つのグループが構成され、各グループ内の構造を明らかにした。また、それぞれの関係性を示した。以下にその8つのグループを示す。
    ・第1グループ “ねらいを大切にした学習の場づくりをする”
    ・第2グループ “共にあることを目指してメンバーのねらいの達成や自律的な動きをサポートする”
    ・第3グループ “今ここの影響関係の特徴をつかむ”
    ・第4グループ “メンバーやグループの状況に応じて効果的に働きかける”
    ・第5グループ “トレーナーとしての自分自身のあり様や与えている影響に気づいている”
    ・第6グループ “メンバーの動きを予測して待つ”
    ・第7グループ “データを使ってプロセス(顕在・潜在)に介入する”
    ・第8グループ “明確な意図を持ち伝わりやすい表現を用いて介入する”

  • 心理臨床領域の事例検討における構造化の試み ―観点を明記した個人記入用紙や小グループでのディスカッションの利用・事例報告における観点の共通化を通して―

    アカデミア人文自然科学編   14   pp207 - 220.   2017年6月

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    出版者・発行元:南山大学  

     本論は,心理臨床領域における事例検討に関して,従来の事例検討法を学習者のニーズに沿う形式に構造化した,2パターンの事例検討方式の効果,限界,改善点について検討することを目的とした。パターンAは,観点を明記した個人記入用紙と小グループによるディスカッションを用いた事例検討方式であった。パターンBは,1事例に複数のカウンセラーが異なる立場で支援を行った事例報告において,報告する観点を共通化した事例検討方式であった。
     パターンAの個人記入用紙は,参加者にとって事例や自分の気づきの整理に役立った。各参加者がそれぞれの気づきを整理した状態で,小グループのディスカッションに臨めたことは,小グループにおいて自分の考えを述べやすくなった一因と考えられた。
     小グループでのディスカッションで,参加者は自分の考えや質問を述べやすく,自分の気づきを明確化するとともに,他のメンバーの気づきの共有が可能となり,事例理解の深まりを促進したと捉えることができた。
     パターンBにおいて報告の観点を共通化したことは, 報告者が報告準備段階で事例を考える上での指標となり,報告者の主観的体験の整理に役立つことが見出された。事例報告を「全体の概要説明」→「各報告者の主観的体験の報告」→「各報告者による共通の観点からの考察」とした構造化によって, 対象に関する情報や考察だけでなく,支援者の主観的体験に密着した生の声をも参加者は聴くことができ,事例の深い理解に役立つことも見出された。

  • 半構成的なグループ・アプローチに関する試論 ―ラボラトリー方式の体験学習の観点を中心に― (査読付き論文)

    人間関係研究   16   34 - 51   2017年3月

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    出版者・発行元:南山大学人間関係研究センター  

     本稿は、半構成的なグループ・アプローチをラボラトリー方式の体験学習の観点から記述するとともに、その有効性と限界について検討することを目的とした。半構成的なグループ・アプローチは、①非構成的なグループ・アプローチと構成的なグループ・アプローチとの中間的な形式で行われる、②コンテントだけでなく、プロセスにも焦点を合わせたグループワークであると考えることができた。
     そこで、まず、コンテントとプロセスの観点から半構成的なグループ・アプローチを記述した。続いて、半構成的なグループ・アプローチを非構成と構成との中間的位置づけとの観点から検討した。さらに、半構成的なグループ・アプローチの有用性と限界を吟味した。最後に、半構成的なグループ・アプローチの現場への適用範囲や適用可能性について検討し、今後の課題を記した。

  • 四国遍路に関する心理学を中心とした文献研究

    アカデミア 人文・自然科学編   13   99 - 122   2017年1月

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    出版者・発行元:南山大学  

     本稿は,①四国遍路に関する心理学を中心とした先行研究のレビューを行うとともに,②境(2016)を評価し,四国遍路に関する諸研究の中で,境(2016)がどのような位置づけやオリジナリティをもつかを探究することを目的とした。
     まず,四国遍路に関する心理学による研究,語りを主なデータとした研究について,その目的や方法の概要を記すと共に,以下の観点から,それらの先行研究と境(2016)との関連を探った。その観点は,①四国遍路者の遍路前と遍路後の心理的変化への注目,②四国遍路における自己過程・体験過程に関する注目,③四国遍路の背景要因の遍路者にとっての意味に関する注目,④インタビューデータの質的研究,⑤研究者自身の巡礼体験の有無,であった。境(2016)が先行研究と共通するのは,①四国遍路者の遍路前と遍路後の心理的変化や②四国遍路における自己過程・体験や③四国遍路の背景要因の遍路者にとっての意味という心理学的なテーマに焦点を合わせた研究であるという点であった。また,④遍路者のインタビューデータの詳細を記述し,そのデータを基に,データから離れずナラティブ分析を実施している点には,境(2016)のオリジナリティがあると考えられた。しかし,⑤境自身は,四国遍路体験を行っておらず,自らの巡礼体験の身体的・心理的実感に基づいた考察を実施できていない点には,限界があると考えられた。
     続いて,四国遍路に関する心理学的トピックスについて,四国遍路の①背景要因と②心理学的効果・心身への影響の観点から,先行研究および境(2016)を検討した。境(2016)は,この両観点の上位項目において,インタビュイーの語りがあり,それらについて検討がなされていた。境(2016)は,3名という少数のインタビュイーのデータに基づいた研究であり,限界をもちつつも,ある程度には広範な心理学的トピックスに関するデータを収集しており,その検討がなされていると考えることができた。また,他の先行研究では詳細な検討がなされていない点について,詳述・検討できている点があり,それが境(2016)のオリジナリティであると確認できた。しかし,考察の深化などの点において,今後の課題があった。

  • ラボラトリー方式の体験学習の観点からみた半構成的なグループ・アプローチ(依頼論文)

    JCDAジャーナル   61   27 - 33   2016年11月

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    出版者・発行元:日本キャリア開発協会  

  • 制度的場面における言語運用の専門性について -箱庭療法における言語セッションのケース

    アカデミア 人文・社会科学編   88   93 - 121   2009年1月

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    出版者・発行元:南山大学  

    本稿では,箱庭療法実験の言語セッションおけるセラピストの言語方略に関する検討を行う. ビデオ収録データに基づき,セラピストとクライエントとの会話を分析し,その制度的談話としての特徴を検証した.箱庭療法の言語セッションでは, セラピストの言語形式や発話連鎖の形式の中に1)クライエントの言語的表現を促進するセラピストの応答,2)クライエントの言語的表現の留保・回避を意図したセラピストの応答,の両方が観察可能である.その仮説を基に,言語学・臨床心理学の両観点からセラピストの言語方略を検証し,それがクライエントとのやりとりの中にどのように展開されていくかを提示した. セラピストは発話連鎖の中のクライエントの応答を制限しないようにしつつ制度の中に収納するため,主に自ら発話による投射の結果や発話のもたらす後続スペースに独特の指向性を持つことが確認され,8言語方略を抽出し,分析した.抽出された言語表略は,以下のものである.
    1)クライエントの言語的表現の促進への指向
     a.語彙及び発話形式の選択
     b.投射スペースのデザイン
     c.トピックのデザイン
     d.オーバーラップへの対応
     e.帰着点を定めないモノローグの利用
     f.未完結フレーズ
    2)クライエントの言語的表現の留保・回避への指向
     g.長いポーズ&未完の区切
     h.モノローグ的再言による発話連鎖の収束

  • 遠藤論文についてのコメント

    椙山臨床心理研究      第24号   50 - 51.   2024年3月

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    出版者・発行元:椙山女学園大学臨床心理相談室  

    事例研究論文に関するコメント論文。

  • プレイセラピーの方針を実現するために ―山本論文へのコメントー

    岐阜大学心理教育相談研究   第22号   2023年4月

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    出版者・発行元:岐阜大学大学院教育学研究科心理教育相談室  

    事例研究論文に関するコメント論文。

  • オリジナル実習「選ぶ」を中心としたワークショップに関する実践報告と考察

    人間関係研究   18号   101 - 113   2019年3月

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    出版者・発行元:南山大学人間関係研究センター  

  • カウンセラーのトレーニングにおけるグループ体験の意義についての考察(下) ―グループ・アプローチにおけるファシリテーションに焦点を合わせて―

    JCDAジャーナル   52   13 - 28   2014年8月

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    出版者・発行元:日本キャリア開発協会  

  • オン・ザ・ジョブによるファシリテーター・トレーニングの意義 -スクールカウンセラーを対象としたグループ・アプローチ研修の実践研究-

    人間関係研究   10   75 - 110   2011年3月

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    出版者・発行元:南山大学人間関係研究センター  

    スクールカウンセラーを対象とした、グループ・アプローチのワークショップのファシリテーションに関して、オン・ザ・ジョブ・トレーニングとしてのファシテーター・トレーニングの観点から検討、考察することを目的とした。1)事前準備段階、2)ワークショップの実施、3)ワークショップ実施後のふりかえりの三段階それぞれの、ファシテーターの気づき、学びを記し、検討した。1)事前準備段階では、1.綿密な打ち合わせ、2.ねらいの共有化、3.実施する実習の選定、4.タイムスケジュールの組み立て、5.実習担当部分の準備、6.学校教育現場での留意点に関する気づき、学びについて検討した。2)ワークショップの実施では、1.ファシリテーションに関して、2.ふりかえり・わかちあいと、各実習と小講義に関する、各ファシテーターの気づき、学びを記し、検討した。3)ワークショップ実施後のふりかえりでは、1.スクールカウンセラー、児童・生徒、教員にとってのグループ・アプローチの意義、2.学校教育現場への導入とその留意点、3.参加者のプロセスと参加者にとっての意義、4.ファシリテーター体験の観点についての気づきを記し、その検討を行った。

  • 箱庭療法における体験と治癒・変容との関連

    人間関係研究   第8号   89 - 118   2009年3月

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    出版者・発行元:南山大学人間関係研究センター  

    箱庭療法における体験と治癒・変容との関連について、考察した。体験に関しては、1)感覚体験、2)創造体験、3)イメージ体験、4)人間関係の体験の各領域において検討した。体験と治癒・変容との関連に関しては、イメージを生きるという概念・体験を中心に考察した。まずは、その基礎、前提、準備に関して検討し、イメージを生きるという体験においては、1)能動的想像としての箱庭療法、2)全人的な創造体験、3)内界と外界が重なりあう創造的な作業、4)遊び、5)コンステレーションの観点から考察した。最後に、それらの体験がおさまるという過程に関して、検討した。

  • 箱庭療法における関係性と心の変容に関する考察 -日本における展開を中心に-

    人間関係研究   6   129−147   2007年3月

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    出版者・発行元:南山大学人間関係研究センター  

    箱庭療法に関する文献研究を行った。箱庭療法における関係性と心の変容に関して、日本における展開を中心に考察した。箱庭療法の創始者であるLowenfeldとKalffにおける関係性に関する見解から論を始め、日本における関係性に関する展開を概観した後に、そのテーマと緊密に関係する箱庭療法における心の変容および治癒の問題に関して論じた。

  • 和歌山方式による教育相談体制の特徴 -委嘱相談員の経験から学んだこと-

    いじめ防止教育実践研究   4巻   1 - 12   2000年12月

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    出版者・発行元:広島大学学校教育学部附属教育実践総合センター  

    組織的な学校教育相談の先駆的なシステムである和歌山県におけるシステマティックアプローチに関して、自らの経験をもとにその特徴を記した。さらにその経験から得た心理臨床におけるノウハウを個人臨床、スーパーヴィジョン、グループアプローチとの関連で記した。

  • カウンセラーのトレーニングにおけるグループ体験の意義についての考察(上) ―グループ体験におけるコミュニケーションのスキルアップと自己への気づきを中心に―

    JCDAジャーナル   51   8 - 18   2014年5月

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    出版者・発行元:日本キャリア開発協会  

  • 箱庭制作過程・説明過程に関する調査研究についての文献研究

    人間関係研究   第12号   54 - 70   2013年3月

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    出版者・発行元:南山大学人間関係研究センター  

     本稿では、箱庭制作過程・説明過程に関する調査研究の先行研究のレビューを行い、それらと筆者の一連の研究を比較することにより、筆者の研究のオリジナリティ、限界、今後の課題について、検討することを目的とした。はじめに、一連の筆者の研究の調査方法、分析方法、研究結果および考察の概要を記した。
     次に、箱庭療法において、制作者の主観的体験に焦点を当てることの意義について、確認した。続けて、箱庭制作過程と説明過程における、制作者の主観的体験に関する先行研究を概観した。先行研究との比較から、一連の筆者の研究のオリジナリティ、限界、今後の課題について、検討した。オリジナリティは、通常の箱庭療法にできるだけ近い状況で収集した、継続した箱庭制作面接における制作者の主観的体験のデータによる研究という点にあった。今後の課題としては、a)M-GTAによる詳細な分析が、一部の領域に留まっており、箱庭療法を巡る全体的な領域の知見を得るためには、未分析の領域のデータを分析する必要があること、b)現状では、調査参加者一人のデータだけの分析に留まっており、もう一人のデータを加え、生成した理論を精緻化し、一般化の可能性をより高める努力が必要であること、の2点であった。

  • 『へび象徴技法』による養護施設児と家庭児との心理的特徴に関する比較研究

    障害児教育研究紀要   18号   45 - 65   1996年3月

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    出版者・発行元:大阪教育大学養護教育教室聴覚言語障害児教育教室  

    日本心理臨床学会における発表論文に加筆修正を加えた。『へび象徴技法』の描画表現や描画の説明から、養護施設児の心理的特徴として、心の平板化、自己像や世界観の不確かさ、守りの弱さが明らかになった。家庭児の心理的特徴は心の豊かさ、適切な防衛機制の働く心の健康さであった。しかし、家庭児にも全く心の危機が訪れないわけではないことも同時に示された。そしてその危機は発達に沿って、その様相が変化することが示唆された。

  • スクールカウンセラーを対象としたグループ・アプローチ・ワークショップの意義 -実践報告研究を中心に-

    アカデミア 人文・社会科学編   91   97 - 145   2010年6月

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    出版者・発行元:南山大学  

    本稿の目的は,1)スクールカウンセラーを対象にしたグループ・アプローチ・ワークショップの実践を報告する,2)その実践報告に基づき,スクールカウンセラーを対象にしたグループ・アプローチ・ワークショップの意義を探る,3)スクールカウンセラーがグループ・アプローチを実施する場合の留意点や意義を探る,の3 点であった。
    目的1)に関して,ワークショップの事前準備,ワークショップの実施と事後の打ち合わせの内容について,報告した。また,アンケート結果とその考察を報告した。
    目的2)に関して,以下の点を記した。1.スクールカウンセラーに対するグループ・アプローチの学びの機会は必ずしも充足しているとはいえず,そのような機会が提供されれば,スクールカウンセラーとって有意義な研修となることが明らかになった。2.参加者には,グループ・アプローチ参加体験を通して,自己のへ気づき,メンバーの多様性とそれによる視野の広がり,共有・協働に関する気づき・学びがあったことが明らかになった。また,3.グループ・アプローチの留意点への気づきとして,体験から学ぶ,学習者中心,学習への主体的・自発的参加,ねらいの重要性,プロセスに目を向けることの重要性,ふりかえり・わかちあいの重要性,に関する気づき・学びがあったことが明らかになった。この3.は,本稿の目的3)にも関わる気づき・学びである。
    本稿の目的3)に関して,学校での実施の可能性と難しさ,自分がファシリテーターとして実施する場合についての気づき・学びがあったことが明らかになった。

  • 人間性教育と心理臨床的アプローチとの統合への試み -イメージを中心とした「自己分析」の授業報告-

    南山短期大学人間関係研究センター紀要「人間関係」   15号   26 - 71   1998年3月

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    出版者・発行元:南山短期大学人間関係研究センター  

  • カウンセラーとトレーナーとの個人内統合に関する探索的研究 -個人カウンセリングのカウンセラー、Tグループのトレーナー体験を基にした、ラフスケッチ-

    人間関係研究   第3号   170 - 212   2004年3月

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    出版者・発行元:南山大学人間関係研究センター  

    個人カウンセリングのカウンセラーと、Tグループのトレーナーとの個人内での統合に関する探索的研究である。個人カウンセリングとTグループとの共通点、相違点を指摘し、さらに、カウンセラーとトレーナーとの個人内統合に向けての視点、実践を、1)視座を広くもつこと、多様性を尊重すること、2)シャトルすること、揺らぎ、相互作用、3)時間、4)目的、見立て、5)方法、構造、6)外的広がりと内的深まりの共鳴の場、7)大いなるもの、の観点から考察した。

  • 学校教育への人間関係トレーニングの応用 -人間性教育・教科教育・学校活動・教師の共同・学校カウンセリング-

    人間関係研究   第2号   31 - 82   2003年3月

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    出版者・発行元:南山大学人間関係研究センター  

    学校教育における人間関係トレーニングの意義とその実際について記した。学習者中心の教育の歴史、ラボラトリー方式による人間関係の体験学習あるいは人間関係トレーニング、教科教育における教育の人間化、学校教育におけるグループ・アプローチの実際、教師の体験学習に関する研修、スクールカウンセリングと体験学習の観点から考察した。担当部分:p.50〜69、p.78〜80

  • 箱庭療法とは -心の豊かな表現-

    発達   71号   4 - 8   1997年7月

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    出版者・発行元:ミネルヴァ書房  

    心理療法・カウンセリングの一技法である箱庭療法を概説した。箱庭療法の歴史、意味、道具、治療メカニズム(箱庭表現の象徴性、セラピストとクライエントとの関係性など)、セラピストになるためのトレーニングについての概要を述べた。

  • スクールカウンセラーによる構成的なグループ・アプローチ実施の留意点 -個人臨床との異同を中心に

    人間関係研究   第8号   208 - 215   2009年3月

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    出版者・発行元:南山大学人間関係研究センター  

    スクールカウンセラーが構成的なグループ・アプローチを実施する際の留意点に関して、個人臨床と比較しつつ、以下の観点から検討した。1)グループ・アプローチに大きな違和感がないこと、嫌いでないこと、2)グループメンバーの能力を信頼できること、3)メンバーの多様なリソース(経験、視点、感覚)を受容し、それが学びや成長に寄与する可能性をもつと実感できること、4)心の深層からの表現以外の表現にも、意味や価値を感じ、見いだせること、5)心の痛みや悲しみからの回復だけではなく、楽しさや歓びなど軽やかさにも親和性があること、6)内的なことだけでなく、外界にも関心があること、7)グループ・アプローチの参加経験、ファシリテーター経験を重ねること。

  • ローエンフェルトの世界技法の概観 -箱庭療法との比較-

    アカデミア 自然科学・保健体育編   第14巻   31 - 47   2008年1月

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    出版者・発行元:南山大学  

    Lowenfeldの原文とその試訳を示し,世界技法と箱庭療法の異同について検討した。両者は技法の考案、発展の歴史的経緯において密接な関連をもっているため、共通点が多いことが明確になった。しかし、同時に、理論的背景や装置においての相違点も見られた。

  • グループ・アプローチにおけるファシリテーションに関する私論 -ラボラトリーメソッドによる体験学習による体験学習を中心に-

    人間関係研究   第5号   46−66   2006年3月

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    出版者・発行元:南山大学人間関係研究センター  

    グループ・アプローチ、臨床心理学的な観点からは、予防的・開発的アプローチと位置づけられるラボラトリーメソッドによる体験学習について、筆者の考察の基盤となる現場についての概説、ファシリテーターの定義、具体的な養成プログラム、重視しているファシリテーターの特性、養成段階でのベーシック・トレーニングについて検討した。その考察の中で、NTL的なラボラトリーメソッドによる体験学習に加えて、箱庭療法、夢分析、描画などのセラピー的なイメージワークをも実践している筆者の経験を踏まえ、その両者を比較しつつ、イメージを用いたグループワークの意義や留意点について、検討し、記した。

  • 中学生に対する体験学習のとりくみ(その2)-アサーショングループワークを全校生徒に実施してみて-

    人間関係研究   4   40 - 65   2005年3月

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    出版者・発行元:南山大学人間関係研究センター  

    中学校全校生徒に対して行ったアサーショングループワークの実践研究である。企画・立案、ピアサポート、予防的・開発的アプローチの観点から考察した。

  • 学校教育における予防的・開発的アプローチ-グループ・アプローチを中心に-

    人間関係研究   4   101 - 123   2005年3月

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    出版者・発行元:南山大学人間関係研究センター  

    予防的・開発的アプローチの概説、構成的なグループ・アプローチの学校教育における予防的・開発的アプローチとしての意義・留意点に関して述べた。

  • 学校教育における心の予防的・開発的アプローチと治療的・問題解決的アプローチ -グループ・アプローチの観点から-

    体験学習実践研究   第3号   10−22   2003年11月

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    出版者・発行元:体験学習実践研究会  

    グループ・アプローチ、特にラボラトリーメソッドによる体験学習の観点から、学校教育における予防的・開発的アプローチの特徴について記した。グループ・アプローチのねらい、プログラム、留意点に関して概説した。さらに予防的・開発的アプローチと治療的・問題解決的アプローチとの統合に関する試論を述べた。

  • 中学生に対する体験学習の取り組み -問題解決実習を全校生徒に実施してみて-

    体験学習実践研究   第3号   39−49   2003年11月

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    出版者・発行元:体験学習実践研究会  

    中学校全校生徒(約300名)に対するラボラトリーメソッドによる体験学習の実践研究である。企画立案、実施、生徒・教師の反応を記述した。生徒の反応をコミュニケーション、フィードバック、協力、自分や他者への気づきの観点から、教師の反応を生徒の人間関係、体験学習、普段の教育との関連の観点から、検討した。

  • カウンセラーの訓練における体験的学習の意義と機能についての考察

    人間関係研究   第2号   83 - 102   2003年3月

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    出版者・発行元:南山大学人間関係研究センター  

    カウンセラーの訓練において、体験学習が果たす役割、意味について考察した。カウンセラーの訓練における体験学習の意義、必要性、カウンセリングの領域と必要な体験学習の種類、方法との関連、グループ・アプローチによる体験学習のカウンセラーの訓練における有効性、留意点(カウンセラーのコミュニケーションスキルの向上、個人の気づきの促進、グループ・アプローチのファシリテイションの訓練)の観点から考察した。

  • 学校教育における体験学習の意義に関する考察 -グループアプローチ,スクールカウンセリングの視点から-

    体験学習実践研究   創刊号   11 - 21   2001年12月

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    出版者・発行元:体験学習実践研究会  

    学校教育への体験学習,グループアプローチの適用の意義と実施上の留意点を,総合的な学習,特別活動など体験的な学習場面とスクールカウンセリングとの二領域において分析,考察した。

  • 「共にある」ことを巡って -心理療法,カウンセリングの視点から-

    南山短期大学人間関係研究センター紀要「人間関係」   17号   8 - 25   2000年3月

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    出版者・発行元:南山短期大学人間関係研究センター  

  • 小規模女子短期大学における兼任カウンセラーの学生相談の特徴と限界に関する一考察-本学における学生相談

    南山短期大学人間関係研究センター紀要「人間関係」   16号   227 - 239   1999年3月

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    出版者・発行元:南山短期大学人間関係研究センター  

  • 女子短期大学の学生相談における兼任カウンセラーの工夫と留意点に関する試論-「日常と非日常の重なり」と

    南山短期大学人間関係研究センター紀要「人間関係」   16号   240 - 256   1999年3月

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    出版者・発行元:南山短期大学人間関係研究センター  

  • スクールカウンセリングと人間関係トレーニング ―カウンセリングと人間性教育の観点を中心に―

    人間関係   第15号   165 - 172.   1998年3月

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    出版者・発行元:南山短期大学人間関係研究センター  

  • スクールカウンセラーがはたす役割と機能についての一考察

    南山短期大学紀要   24号   137 - 148   1997年1月

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    出版者・発行元:南山短期大学  

    スクールカウンセラーがはたす役割や機能について臨床心理学的な観点から考察した。スクールカウンセラーがはたす役割や機能は大別して3種類のものがある。治療者の役割は、一番の基本的役割である。スーパーヴァイザーの役割は教師−保護者−児童・生徒の橋渡し的役割として重要である。ファシリテーターの役割・リエゾン機能は学校内外の集団がより機能的なものとなるために必要とされる。

  • 辻井論文へのコメント

    椙山臨床心理研究    第23号   52 - 53   2023年3月

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    出版者・発行元:椙山女学園大学臨床心理相談室  

    事例研究論文に関するコメント論文。

  • 河原論文へのコメント

    椙山臨床心理研究   第22号   38 - 39   2022年3月

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    出版者・発行元:椙山女学園大学臨床心理相談室  

    事例研究論文についてのコメント論文。

  • 山内論文へのコメント

    椙山臨床心理研究   第20号   66 - 67   2020年3月

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    出版者・発行元:椙山女学園大学臨床心理相談室  

    事例研究論文に関するコメント論文。

  • 小林真佑子論文へのコメント

    椙山臨床心理研究    第17号   62 - 63   2017年3月

     詳細を見る

    出版者・発行元:椙山女学園大学臨床心理相談室  

    事例研究論文についてのコメント論文。

  • 菅沼論文へのコメント

    椙山臨床心理研究   第16号   pp.71 - 72   2016年3月

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    出版者・発行元: 椙山女学園大学臨床心理相談室  

    事例研究論文に関するコメント論文

  • 小武内論文へのコメント

    大阪大学大学院人間科学研究科心理教育相談室紀要   18   62 - 64   2012年12月

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    出版者・発行元:大阪大学大学院人間科学研究科心理教育相談室  

    事例研究論文に関するコメント論文

  • 草野論文へのコメント

    大阪大学大学院人間科学研究科心理教育相談室紀要   14   47 - 49   2008年12月

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    出版者・発行元:大阪大学大学院人間科学研究科心理教育相談室  

    事例研究論文に関するコメント論文

  • 松嶋論文へのコメント

    心理臨床 -名古屋大学教育学部心理教育相談室紀要-   17巻   50 - 51   2002年3月

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    出版者・発行元:名古屋大学教育学部心理教育相談室  

    事例研究論文に関するコメント論文

  • 小・中学校における人間関係づくりをめざしたアクションリサーチ-ラボラトリー方式の体験学習を用いた教育実践の試みとその評価-

    人間関係研究   第7号   26 - 53   2008年3月

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    出版者・発行元:南山大学人間関係研究センター  

    本研究は「平成17・18年度文部科学省選定『大学・大学院における教員養成推進プログラム』豊かで潤いのある学びを育むために−ラボラトリー方式の体験学習を通した豊かな人間関係構築を目指して−(南山大学教員養成GP)」での実践と調査に基づいたものである。教員の資質や学級風土の変革に向けて著者たちと現場の教員とが人間関係づくりに学校全体で取り組む試みをアクションリサーチといった視点から分析を行っている。

  • 学校教育への体験学習導入による授業改革の試み ―「生き生き学級・生き生き学校づくり」講座実践をもとに―

    人間関係研究   創刊号   107 - 164   2001年12月

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    出版者・発行元:南山大学人間関係研究センター  

  • ともにあることをめざす「対話」を基礎としたカウンセリング教育の試み ―社会人講座「カウンセリング的対話」の実践報告―

    人間関係   第16号   114 - 142   1999年3月

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    出版者・発行元:南山短期大学人間関係研究センター  

  • 教育領域における個人臨床とグループアプローチの展開と統合

    人間関係研究   創刊号   205 - 209   2001年12月

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    出版者・発行元:南山大学人間関係研究センター  

    学校教育,生涯学習など教育領域におけるカウンセリング,グループアプローチの特徴を概説し,それらがより機能していくための一要因としての,個人内におけるカウンセラーとファシリテーターとの両役割の統合に関して記した。

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書籍等出版物

  • 心理学 -Introduction to Psychology- 第2版

    ( 担当: 共著)

    ナカニシヤ出版  2008年3月 

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    総ページ数:344  

    認知、教育(教授学習)、発達、社会、パーソナリティ、臨床という現代心理学の主要な領域の基礎的事項を解説した、心理学の基本を体系的に学習するための入門書である。 執筆担当:第7章第4節「心理療法論」p229-242、心理学の学び方−ケーススタディ−pix‐x 臨床心理学における重要な領域の一つである、心理療法に関して解説した。心理療法の定義、メカニズム、目的、代表的な理論などに関して記した。

  • 人間関係トレーニング第2版

    ( 担当: 共著)

    ナカニシヤ出版  2005年4月 

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    総ページ数:198  

    学習者が体験を通して主体的に学ぶ場である「人間関係トレーニング」において取り扱われる重要なトピックスを、教育実践の中で探求してきた知見を統合しながら、読者が自己の体験を具体的に理解することができるように解説している。 担当執筆箇所:34章「学校教育における予防的・開発的アプローチ −グループ・アプローチを中心に−」p.136-139 学校教育における予防的・開発的アプローチに関して、構成的なグループ・アプローチを中心にその目的、留意点を述べた。

  • 対決、直面

    ( 担当: 単著)

    培風館 心理臨床大事典(改訂版)  2004年4月 

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    担当ページ:pp.223-225.   著書種別:事典・辞書

  • ファシリテーター・トレーニング

    ( 担当: 共著)

    ナカニシヤ出版  2003年6月 

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    総ページ数:187  

    学習者が主体的に学ぶことを支える教育、特にラボラトリー・メソッドによる体験学習を用いた教育を中心とした教育理念や方法論から、心理学・教育学・社会学をベースにした教育のメカニズムについて、学習を促進する視点から論述を行っている。そして、学校教育におけるファシリテーションの実際や体験学習を用いたファシリテーションのありようについて記述し、教育ファシリテーションの応用領域における実践活動についても論述している。(B5判、p.187) 執筆担当部分:学校教育におけるファシリテーター・トレーニング(p.167−170) 学校教育における体験学習およびファシリテーター・トレーニングに関して、学校教育とグループによる人間関係の体験学習、学校教育におけるファシリテーター・トレーニングの留意点、学校教育におけるグループ・アプローチ実施上の留意点の観点から概説した。

  • ファシリテーター・トレーニング

    ( 担当: 共著)

    ナカニシヤ出版  2003年6月 

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    総ページ数:187  

    学習者が主体的に学ぶことを支える教育、特にラボラトリー・メソッドによる体験学習を用いた教育を中心とした教育理念や方法論から、心理学・教育学・社会学をベースにした教育のメカニズムについて、学習を促進する視点から論述を行っている。そして、学校教育におけるファシリテーションの実際や体験学習を用いたファシリテーションのありようについて記述し、教育ファシリテーションの応用領域における実践活動についても論述している。(B5判、p.187) 執筆担当部分:カウンセリング・スキルのトレーニング(p.116−119) カウンセリングのスキルのトレーングに関して、グループ・アプローチによる個人的体験、実習によるカウンセリングスキルのトレーニング、相互啓発的なラーニンググループの観点から概説した。

  • 体験から学ぶ心理療法の本質 -臨床における理論・技・芸術-

    ( 担当: 共著)

    創元社  2002年2月 

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    総ページ数:289  

    心理療法体験の実際を吟味,分析,考察することを通して,心理療法の本質を明確にしている。 執筆担当部分:ドリームワーク「固定骨折」の夢(116-135) 心理療法における一手法であるドリームワークの事例を吟味,分析することにより,心理療法における理論,セラピストのクライエントに対する関わり,事例の展開について考察した。特に,セラピストの論理的分析と臨床的直観との統合が実際のセラピーに及ぼす影響について考察した。

  • ゲシュタルト療法

    ( 担当: 単著)

    ミネルヴァ書房 カウンセリング辞典  1999年12月 

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    担当ページ:p.174.   著書種別:事典・辞書

  • 個人的無意識

    ( 担当: 単著)

    ミネルヴァ書房 カウンセリング辞典  1999年12月 

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    担当ページ:p.212.   著書種別:事典・辞書

  • 対決、直面

    ( 担当: 単著)

    培風館 心理臨床大事典  1992年11月 

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    担当ページ:pp.205-208.   著書種別:事典・辞書

  • 心理学 -Introduction to Psychology-

    ( 担当: 共著)

    ナカニシヤ出版  2005年3月 

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    総ページ数:328  

    認知、教育(教授学習)、発達、社会、パーソナリティ、臨床という現代心理学の主要な領域の基礎的事項を解説した、心理学の基本を体系的に学習するための入門書である。 執筆担当:第7章第4節「心理療法論」p220-233、コラムp244-245、心理学の学び方−ケーススタディ−pviii-ix 臨床心理学における重要な領域の一つである、心理療法に関して解説した。心理療法の定義、メカニズム、目的、代表的な理論などに関して記した。

  • 子どものこころ百科

    ( 担当: 共著)

    創元社  2002年12月 

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    総ページ数:540  

    子どもの心を理解するための基本的概念の説明に加え、子どもの心理的な問題、課題、症状の概説とその対応について記している。 執筆担当部分:第2部2章言葉に関する問題前文(p60〜66) 言葉の問題の臨床心理学的概説を行った。言語的コミュニケーション、非言語的コミュニケーション、遊びの意義、親子関係など心と言葉を育てる上での臨床心理学的説明を記した。

  • 教職研修総合特集『子どもの対人関係能力を育てる』(読本シリーズNo.151)

    ( 担当: 共著)

    教育開発研究所  2002年3月 

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    総ページ数:244  

    対人コミュニケーションの概念,機能の解説とともに,子どもの対人関係能力を育むための学習内容,学習方法,スキルについて解説している。 執筆担当部分:第3章(8)教育相談と対人関係能力(130-133) 教育相談における対人関係能力の育成に関して,予防的・開発的アプローチと治療的アプローチとの両側面から解説した。その両アプローチの方法と実施上の留意点について記した。

  • 学校教育相談の理論・実践事例集 登校拒否のすべて第1部理論編(学校コンサルテーション)

    ( 担当: 共著)

    第一法規  1992年10月 

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    総ページ数:1-16  

    学校コンサルテ−ションとは問題や悩みをかかえた学校組織に対する心理・教育・社会的なアプローチである。本論文では学校コンサルテ−ションにおける組織やコンサルテ−ション面接の実際についての説明を示した。さらに、学校コンサルテ−ションから見た学校カウンセリングや学校カウンセリングにとりくむ教師の特徴や留意点について述べた。

  • 学校教育相談の理論・実践事例集 登校拒否のすべて第1部理論編(学校が登校拒否を予防するには)

    ( 担当: 共著)

    第一法規  1992年10月 

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    総ページ数:1-12  

    学校による登校拒否の予防について考える前提として、登校拒否についての理論的説明やその治療的アプローチの具体例について述べた。その上で予防的行為としての「オープンな学校をつくる」、「教師の結束力を高める」、「日常の仕事や役割の意味をふりかえる」、「学校と家庭の連携」について具体例を挙げながら詳述した。

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MISC

  • コロナ禍において私が大事にしたいと思ったこと

    人間関係研究   第21号   7   2022年3月

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    出版者・発行元:南山大学人間関係研究センター  

  • 坂中さんと取り組みたかったと今、思うこと

    人間関係研究   第21号   109   2022年3月

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    出版者・発行元:南山大学人間関係研究センター  

  • ラボラトリー方式の体験学習概論

    平成25年度名古屋大学教育奨励費支援プロジェクト「心の専門家」養成教育における教材作成報告書   127 - 143   2014年3月

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    出版者・発行元:名古屋大学大学院教育発達科学研究科心理発達科学専攻精神発達臨床科学講座  

  • 文部科学省「大学・大学院における教員養成推進プログラム」GP採択「豊かで潤いのある学びを育むために」

    327   2007年3月

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    出版者・発行元: 南山大学教員養成GP  

    平成17・18年度と南山大学教員養成GPの補助事業として取り組ん
    できた一連のプロジェクトをまとめた報告書である。多数の補助事業の中でもと
    りわけ、研究協力校12校の実践報告書とそれを支えた記事は、今後の類似の活
    動に有効であると考えている。

  • ルナ系第5惑星

    人間関係研究   16   152 - 160   2017年3月

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    出版者・発行元:南山大学人間関係研究センター  

  • セカンドライブ

    人間関係研究   16   142 - 151   2017年3月

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    出版者・発行元:南山大学人間関係研究センター  

  • 実習「閉ざされた村」

    人間関係   第7号   141 - 154   2008年3月

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    出版者・発行元:南山大学人間関係研究センター  

    ラボラトリーメソッドによる体験学習のオリジナル実習を作成し、公表した。本実習は、ねらいを「人や社会との約束に対する判断や選択に関して、影響をおよぼす要因に目を向ける。自分や他者の価値観に気づく」としている。上記のねらいをめぐって、参加者は体験を通して学ぶことができる。

  • Tグループ・トレーナーのトレーニング観、ファシリテーションに関する擬似KJ法的研究

    第5回人間関係研究センター定例研究会   2008年3月

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    出版者・発行元:南山大学人間関係研究センター  

    Tグループにおけるトレーナーのトレーニング観、ファシリテーションに関する擬似KJ法的な質的研究に関して報告した。

  • 人間関係研究センターのすべての先達に感謝して

    22   p.94   2022年

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    出版者・発行元:南山大学人間関係研究センター  

  • 夢の世界、H・エリス著

    「夢」を知るための116冊   287   2006年4月

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    掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等   出版者・発行元:創元社  

    夢に関する書籍の書評と前文を記した。担当部分:【書評】『夢の世界』H・エリス p56-57、『魅きつける力』J-B・ポンタリス p136-137、『中世の夢』J・ルゴフ p188-189【前文】哲学・人間学・人類学と夢 p214-215

  • 『魅きつける力』J-B・ポンタリス

    「夢」を知るための116冊   287   2006年4月

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    掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等   出版者・発行元:創元社  

    夢に関する書籍の書評と前文を記した。担当部分:【書評】『夢の世界』H・エリス p56-57、『魅きつける力』J-B・ポンタリス p136-137、『中世の夢』J・ルゴフ p188-189【前文】哲学・人間学・人類学と夢 p214-215

  • 『中世の夢』J・ルゴフ p188-189

    「夢」を知るための116冊   287   2006年4月

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    掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等   出版者・発行元:創元社  

    夢に関する書籍の書評と前文を記した。担当部分:【書評】『夢の世界』H・エリス p56-57、『魅きつける力』J-B・ポンタリス p136-137、『中世の夢』J・ルゴフ p188-189【前文】哲学・人間学・人類学と夢 p214-215

  • 臨床実践と心理臨床学 -学校カウンセリングにおける内的現実と外的現実の統合的理解・関わり-

    日本心理臨床学会報   第11号   7   2004年1月

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    出版者・発行元:日本心理臨床学会  

    学校カウンセリングにおける内的現実と外的現実との統合的理解や統合的関わりに関して、その実践、必要性について概説した。また、個人的、心理療法的関わりに加え、グループ・アプローチによる発達促進的な関わりの必要性についても述べた。

  • 『家族関係の病理と治療』、N.W.アッカーマン著

    心理床家のための119冊   146 - 147.   1992年4月

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    掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等   出版者・発行元:創元社  

  • 『精神療法面接のこつ』、神田橋條治著

    心理臨床   第4巻第2号   136 - 137.   1991年6月

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    掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等   出版者・発行元:星和書店  

  • ラボラトリー方式の体験学習

    日本人間性心理学会第33回大会プログラム・発表論文集   p.14   2014年10月

  • 日本人間性心理学会第30回大会口頭研究発表・座長

    2011年

  • 【前文】哲学・人間学・人類学と夢

    「夢」を知るための116冊   287   2006年4月

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    掲載種別:書評論文,書評,文献紹介等   出版者・発行元:創元社  

    夢に関する書籍の書評と前文を記した。担当部分:【書評】『夢の世界』H・エリス p56-57、『魅きつける力』J-B・ポンタリス p136-137、『中世の夢』J・ルゴフ p188-189【前文】哲学・人間学・人類学と夢 p214-215

  • 保健室スタッフによる初回相談の受付の技術

    愛知県私大実務担当者研究会報告書   第10号   137   2006年3月

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    出版者・発行元:愛知県私大保健室実務担当者研究会  

    大学の保健室スタッフが、心理的問題を抱えた学生の相談を受け付ける際の留意点について、小講義と実習を行った。その講演の報告である。
    担当箇所:p4−7

  • 課題解決実習「匠の里」の実践をめぐる討論

    体験学習実践研究   第2号   p21 - 27   2002年11月

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    出版者・発行元:体験学習実践研究会  

    体験学習研究会における、小学校6年生に課題解決実習「匠の里」を実践した報告をめぐる討論を再検討し、報告した。教師の介入に関して、ねらい、学習者のモチベーション、児童理解、児童の心理的発達、介入の意図との関連から検討した。
    担当部分:共同報告により抽出不可能

  • 実習「なぞの宝島」の実践をめぐる討論

    体験学習実践研究   第2号   p28 - 35   2002年11月

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    出版者・発行元:体験学習実践研究会  

    体験学習研究会における、小学校3年生、5年生、6年生に、課題解決実習「なぞの宝島」を実践した報告をめぐる討論を再検討し、報告した。実習実施上の留意点、実習に関するふりかえり、わかちあいの意義、留意点を中心に検討した。
    担当部分:共同報告により抽出不可能

  • 問題解決実習「めざせワールドカップ2006」(英語&日本語バージョン)の創作-さまざまな学習者との交流と

    体験学習実践研究   6   56 - 68   2006年11月

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    出版者・発行元:体験学習実践研究会  

    問題解決実習「めざせワールドカップ2006」(英語&日本語バージョン)を創作し、その実習のねらい、手順、必要な資料などを公開した。

  • 南山大生の現状と将来像 -学生相談の立場から-

    南山学会シンポジウム   2006年11月

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    出版者・発行元:南山学会  

    南山大学学生に関する現状と将来像に関して、学生相談の立場から述べた。南山大学の学生相談に関して、提供しているサービス、個別相談の相談件数と相談内容類型について報告した。将来像に関して、学生・関わり、相談内容の多様化、提供するサービスとして、セラピー的なアプローチ、予防的・開発的アプローチの両観点から述べた。上記の点に関して、他大学の例も紹介した。

  • 実習「援助的コミュニケーションの2つのタイプ」

    人間関係研究   第7号   116 - 122   2008年3月

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    出版者・発行元:南山大学人間関係研究センター  

    ラボラトリーメソッドによる体験学習のオリジナル実習を作成し、公表した。本実習では、援助的なコミュニケーションに関して、ロールプレイ体験を通して学ぶことができる。

  • 人間関係フィールドワーク報告書

    人間関係フィールドワーク報告書   2007年度   111   2008年3月

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    出版者・発行元:南山大学心理人間学科  

    2007年度の,南山大学人文学部心理人間学科専門科目「人間関係フィールドワークI・II」の授業報告書である。授業の概要,学内授業の実施概要,学生の個人レポートなどが掲載されている。
    担当部分:授業の概要、担当教員別授業概要(一宮養護学校、小牧養護学校、三好養護学校、名古屋子ども適応相談センター)

  • ミラクル・クエスチョン

    南山大学学生相談室報告書   第12号   4 - 5   2007年7月

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    出版者・発行元:南山大学学生部学生相談室・南山大学保健室  

  • 学生相談におけるそれぞれの専門性と連携について

    南山大学学生相談室報告書   第10号   3   2007年7月

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    出版者・発行元:南山大学学生部学生相談室・南山大学保健室  

    学生相談におけるカウンセラーの専門性、学内の他の構成員の専門性、お互いの連携の留意点について記した。

  • 学生相談を巡るいくつかの出来事

    南山大学学生相談室報告書   第9号   4   2006年5月

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    出版者・発行元:南山大学学生部学生相談室・南山大学保健室  

    学生相談を巡る出来事として、カウンセリングに関する職員研修、別科の学生理解に関する教職員の研修、学生相談に関する個人情報保護の動きに関して、記した。

  • 人間関係フィールドワーク報告書

    人間関係フィールドワーク報告書   2005年度   122   2006年3月

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    出版者・発行元:南山大学人文学部心理人間学科  

    2005年度の,南山大学人文学部心理人間学科専門科目「人間関係フィールドワークI・II」の授業報告書である。授業の概要,学内授業の実施概要,学生の個人レポートなどが掲載されている。
    担当部分:担当教員別授業概要(一宮養護学校、半田養護学校、名古屋子ども適応相談センター)

  • 学生相談カウンセラー4年目を終えて

    南山大学学生相談室報告書   第8号   p.5   2005年5月

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    出版者・発行元:南山大学学生部学生相談室・南山大学保健室  

    学生相談のおける内界と外界との統合的理解・関わりに関して、クライエント個人への関わり、職員との連携、組織的連携の視点から記した。

  • 人間関係フィールドワーク報告書

    人間関係フィールドワーク報告書   2004年度   102   2005年3月

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    出版者・発行元:南山大学人文学部心理人間学科  

    2004年度の,南山大学人文学部心理人間学科専門科目「人間関係フィールドワークI・II」の授業報告書である。授業の概要,学内授業の実施概要,学生の個人レポートなどが掲載されている。
    担当部分:はじめに、学内授業概要、担当教員別授業概要(一宮養護学校、半田養護学校、名古屋子ども適応相談センター)

  • 体験学習のコツ・ツボ 〜失敗から学ぶ〜

    第6回日本体験学習研究会全国大会   2004年12月

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    出版者・発行元:日本体験学習研究会  

    体験学習のファシリテーションに関して、失敗体験について検討、議論するワークショップを主催した。

  • 学生相談員3年目をふりかって-教職員と学生相談員との連携についての所感と学生の自主参加グループ報告-

    南山大学学生相談室報告書   第7号   p.5   2004年4月

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    出版者・発行元:南山大学学生部学生相談室・南山大学保健室  

    学生相談における一つの特徴として、外的現実と内的現実とを統合的に認知し、関わることに関して記した。

  • 人間関係フィールドワーク報告書

    人間関係フィールドワーク報告書   2003年度   115   2004年3月

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    出版者・発行元:南山大学人文学部心理人間学科  

    2003年度の,南山大学人文学部心理人間学科専門科目「人間関係フィールドワークI・II」の授業報告書である。授業の概要,学内授業の実施概要,学生の個人レポートなどが掲載されている。
    担当部分:はじめに、学内授業概要、担当教員別授業概要(小牧養護学校、名古屋子ども適応相談センター、国際子ども学校)

  • 学生自主参加グループワークの試み

    南山大学学生相談室報告書   第6号   4−14   2003年4月

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    出版者・発行元:南山大学学生部学生相談室・南山大学保健室  

    南山大学保健室主催の学生の自主参加グループに関する、2002年度の実践報告を行った。会のねらい、構造、各回の実施報告、実施後の検討と今後の課題について記した。

  • 人間関係フィールドワーク報告書

    人間関係フィールドワーク報告書   p137   2003年3月

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    出版者・発行元:南山大学人文学部心理人間学科  

    2002年度の、南山大学人文学部心理人間学科専門科目「人間関係フィールドワークI・II」の授業報告書である。授業の概要、学内授業の実施概要、学生の個人レポートなどが掲載されている。
    担当部分:担当教員別授業概要、三好養護学校、名古屋子ども適応相談センター(p.10)
    「人間関係フィールドワークI・II」の学内授業の実施の概要を報告した。教師と学生との討議、学生相互の検討、問題解決のための実習など体験的な学習に加え、文献研究、VTRを使った知的学習の授業内容を報告した。

  • 学生相談を担当しての1年目を振り返って

    南山大学学生相談室報告書   第5号(2001年   5   2002年3月

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    出版者・発行元:南山大学学生部学生相談室・南山大学保健室  

    南山大学学生相談のカウンセラーとしての初年度における、カウンセラーとしての気づきを、新入生の大学生としてのアイデンティティの獲得、カウンセラーと他の部署、スタッフとの連携、学生の成長での転機の意味の観点から述べた。

  • 人間関係フィールドワーク報告書

    人間関係フィールドワーク報告書   2001年度   149   2002年2月

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    出版者・発行元:南山大学人文学部心理人間学科  

    2001年度の,南山大学人文学部心理人間学科専門科目「人間関係フィールドワークI・II」の授業報告書である。授業の概要,学内授業の実施概要,学生の個人レポートなどが掲載されている。
    担当部分:担当教員別授業概要,三好養護学校,名古屋子ども適応相談センター
    「人間関係フィールドワークI・II」の学内授業の実施の概要を報告した。教師と学生との討議,学生相互の検討,問題解決のための実習など体験的な学習に加え,文献研究,VTRを使った知的学習の授業内容を報告した。

  • 辻井論文へのコメント

    椙山臨床心理研究    第23号   52 - 53   2023年3月

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    出版者・発行元:椙山女学園大学臨床心理相談室  

  • 小林真佑子論文へのコメント

    椙山臨床心理研究   17   62 - 63   2017年3月

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    出版者・発行元:椙山女学園大学臨床心理相談室  

  • 菅沼論文へのコメント

    椙山臨床心理研究   第16号   71 - 72   2016年3月

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    出版者・発行元:椙山女学園大学臨床心理相談室  

  • 小武内論文へのコメント

    大阪大学大学院人間科学研究科心理教育相談室紀要   18   62 - 64   2012年12月

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    出版者・発行元:大阪大学大学院人間科学研究科心理教育相談室  

     小武内行雄氏の事例研究「球場で世界を表現する男児とのプレイセラピー」に関して、コメントを記した。この事例に対する全体的理解に貢献できるよう、小武内氏の考察とは異なる視点から、コメントした。

  • 草野論文へのコメント

    大阪大学大学院人間科学研究科心理教育相談室紀要   14   47 - 49   2008年12月

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    出版者・発行元:大阪大学大学院人間科学研究科心理教育相談室  

    草野智洋氏の事例論文「自立と決断をテーマとした30代男性との面接過程」に対するコメントを記述した。草野氏の事例論文に対して、「Clが持つリソースとTh-Cl関係」「心理療法の目標設定」「心の多様性と残された課題」の3つの観点から、考察した。

  • 松嶋論文へのコメント

    心理臨床 -名古屋大学教育学部心理教育相談室紀要-   17巻   50 - 51   2002年3月

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    出版者・発行元:名古屋大学教育学部心理教育相談室  

    松嶋秀明氏の心理療法の事例研究論文に対して,セラピストとクライエントとの関係性,IPである子どもの心理的特性の観点を中心に考察し,コメントした。

  • 「国際協力セミナー」報告

    人間関係研究   創刊号   241 - 245   2001年12月

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    出版者・発行元:南山大学人間関係研究センター  

    南山大学人間関係研究センター主催の2000年度テーマ研修会として行なった「国際協力セミナー」の報告である。セミナー担当者は,筑波大学の平山恵氏であった。2日間に渡り,講義と実習とを含むワークショップが行われた。国際協力における「援助」についての解説,検討,小グループに分かれて,国際協力プロジェクトの見直しと検討,討議が行われた。

  • 人間関係フィールドワーク報告書

    人間関係フィールドワーク報告書   2006年度   135   2007年3月

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    出版者・発行元:南山大学人文学部心理人間学科  

    2006年度の,南山大学人文学部心理人間学科専門科目「人間関係フィールドワークI・II」の授業報告書である。授業の概要,学内授業の実施概要,学生の個人レポートなどが掲載されている。
    担当部分:担当教員別授業概要(佐織養護学校、一宮養護学校、港養護学校、名古屋子ども適応相談センター)

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講演・口頭発表等

  • How does language work in therapeutic interaction? -an interdisciplinary study of sandplay verbal session

    Sociolinguistics Symposium 18  2010年9月  Sociolinguistics Symposium

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    心理療法の実践は言語のやりとりの中に実現され反映される部分が少なからず存在する。本稿は、言語表現形式のひとつである「共同発話」という言語行為の中に、その反映を検証しようと試みたものである。 心理療法場面においては、成員間に役割の差があり、非対称性が存在している。この非対称性は、言語形式においても、顕現されるはずである。逆に考えれば、この場面での「共同発話」において発現される言語形式や運用方法における特徴を検証することによって、心理療法場面とはどのような特性を持った場であるのかを言語面から捉えることが可能になる。そこで本稿では箱庭療法場面での抽象的な特性を前提として提示したうえで、次に実際の分析を示した。 実際の分析では、約18時間にわたる、箱庭療法(実験場面であるが実際の心理療法の枠組みを再現しているもの)のセッションを記録したVTR中の、セラピストとクライアントのやりとりの逐語録から「共同発話」を選別している。すなわちある話者の発言が完結していない段階でもうひとりの話者がその未完発話の続きを発言し、両者の発言を合わせるとひとつの完結した発話のユニットとなるものを選別し、それを分析した。発話開始者と発話完結者がどちらであるかという分類でまずは二分し、そのうえで、この二つのグループに見られる特徴を観察する。すると上記の前提が確かに言語的にも特徴として反映されていくことが検証されていく。例えば、この「共同発話」が起こる場面では、セラピストが後続する発話者となって完結するときは、クライアントの発言完結を「待たない」パタンが圧倒的に多い。クライアント自身の心的動きを待ち、言語による積極的介入には慎重であるとされているタイプの心理療法において、このような動向はかなり顕著な特徴となるが、そこには箱庭療法場面という制度との連関が見出されることが本稿では記述されている。またセラピストが発話開始者となりクライアントが発話完結者となるときのパタンのひとつとして、方向づけせずに言語化を促進する手段として意図的にこの言語形式を利用している様相であることが記述された。 一般論として、特定の制度的場面とそこで運用される言語の形式は相関性を持っていることが知られているが、本稿ではそれを具体的な箱庭心理療法場面の談話特性を探ることによって検証しようとしたものである。

  • エンカウンター・グループのオーガナイザーの役割

    人間関係トレーニング(Tグループ)のコーディネーター(責任者)の役割・機能  2015年9月  日本心理臨床学会第34回秋季大会自主シンポジウム

  • 『へび象徴技法』から見た養護施設児の内的世界

    日本心理臨床学会第14回大会  1995年10月  日本心理臨床学会

  • 当事者による性同一性障害に関する当事者研究とインタビュー調査

    日本人間性心理学会第33回大会  2014年10月  日本人間性心理学会

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     本研究は、①性同一性障害(GID)についての理解の深化、②当事者である研究実施者(椴山)の置かれている状況を把握し、やさしい生き方を検討すること、③当事者が語るリアルな情報によって非当事者の理解の幅を広めることを目的とした。   本研究では、自らも性同一性障害(GID)の当事者である研究実施者(椴山)が、自己に対する当事者研究とその一環として研究実施者の家族へのインタビュー調査を行った。  GID当事者である研究参加者2名に文書にて同意を得て、インタビュー調査を実施した。それぞれのインタビュー内容は逐語録を作成し、KJ法で分析した。  

  • ラボラトリー方式の体験学習

    日本人間性心理学会第33回大会  2014年  日本人間性心理学会

  • ベーシック・エンカウンター・グループとTグループの対話

    日本人間性心理学会第30回大会ワークショップ  2011年10月  日本人間性心理学会

  • Supportive interaction of Medical staff with patients

    The 12th European Congress of Psychology Istanbul 2011  2011年  European Congress of Psychology

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    本研究は,医療者との関わりの中で生じる患者の感情に焦点を当てることを通して,患者の病に対する不安を軽減するための支持的な関わりを明らかにすることを目的とした。研究同意の得られた,入院経験があり現在も通院治療を受けている3名(男性1名,女性2名)を対象に,半構造化面接を行い医療者との具体的な関わりと,その際の感情に関するインタビューを実施した。その結果,(1)患者の期待に沿った医療者の関わりが,患者の不安を軽減させ,(2)治療に対する意見が医師と異なった場合は,納得いくまで医師と話し合うことで患者の不安が軽減し,患者が納得のいく治療を受けることができ、(3)患者の気持ちを大切にした医療者の関わりが,患者の不安を軽減させ、患者の治療に対する決断に影響を与えたことが明らかとなった。

  • 体験学習を用いたグループと個人の成長のための教育実践

    日本人間性心理学会第15回大会  1996年9月  日本人間性心理学会

  • 箱庭制作面接の促進要因間の交流(相互作用)に関する質的研究―面接内外のプロセスの連動と,面接の連続性を中心に―

    南山大学人間関係研究センター第3回定例研究会  2012年3月  南山大学人間関係研究センター

  • グループとファシリテーション -ファシリテーターーの養成-

    第7回日本体験学習研究会全国大会プログラム・報告要旨  2005年12月  日本体験学習研究会

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    ラボラトリーメソッドによる体験学習について、筆者の考察の基盤となる現場についての概説、ファシリテーターの定義、具体的な養成プログラム、重視しているファシリテーターの特性、養成段階でのベーシック・トレーニングについて検討した。

  • 体験学習とエンカウンターグループとの異同について

    第5回日本体験学習研究会全国大会報告要旨集  2003年12月  日本体験学習研究会

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    ラボラトリーメソッドによる体験学習とエンカウンター・グループとの共通点、相違点に関して、基礎的理論、ねらい、実習内容、ふりかえり、わかちあいの観点を中心に検討した。

  • 人間関係トレーング(Tグループ)のラブ責任者の役割・機能に関する検討

    ヒューマンインターラクション・ラボラトリ研究会第13回大会  2015年3月  ヒューマンインターラクション・ラボラトリ研究会

  • Tグループトレーナーのファシリテーションに関する考察

    第3回ヒューマン・インターラクション・ラボラトリー研究会  2005年1月  ヒューマン・インターラクション・ラボラトリー研究会

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    Tグループのトレーナーがファシリテーションに関して、どのような認知、考え、意図などをもっているのかに関する探索的研究を発表した。

  • カウンセラーとトレーナーの個人内統合に関する探索的研究

    第2回ヒューマン・インターラクション・ラボラトリー研究会  2004年2月  ヒューマン・インターラクション・ラボラトリー研究会

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    個人カウンセリングのカウンセラーとTグループを中心とするグループ・アプローチのファシリテーターとの個人内における統合に関して、相違点、共通点、個人内統合に向けての視点、実践の観点を中心に検討した。

  • Tグループにおけるトレーナーのファシリテーション、学習観・トレーニング観に関する質的研究

    第10回ヒューマン・インターラクション・ラボラトリー研究会  2012年1月  ヒューマン・インターラクション・ラボラトリー研究会

  • カウンセリングとグループ・アプローチの異同を探る -個人カウンセリングとTグループを中心に-

    南山大学人間関係研究センター定例研究会  2003年2月  南山大学人間関係研究センター

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    カウンセリングとグループ・アプローチとの相違点、共通点に関して、主に個人カウンセリングとTグループとの比較を中心に検討した。

  • 学生相談の組織の一員になって約1ヶ月のこと

    第254回学生相談ケース検討会  2001年5月  名古屋大学

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    総合大学の学生相談を新たに担当する場合の,カウンセラーとしての留意点,考慮すべき点に関して,考察し,発表した。宗教系大学における学生相談の意義,大学組織全体の中での学生相談の位置づけ,関係スタッフとの連携,兼任相談員であることの学生相談上の利点を中心に発表討議された。

  • 学生相談 私のキーワード

    第252回学生相談ケース検討会  2001年4月  名古屋大学

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    各大学の学生相談担当者が各自の今年の学生相談についてのキーワードを発表した。新しい相談室の開始,学生相談の理念・モットー,新たな企画,学生の心理的特徴,学生相談の研究などに関するキーワードが出された。 四年制大学における学生相談活動に関して,来談する学生の特徴,スタッフワークの観点から,また,個人臨床とグループワークの視点から発表した。

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 箱庭制作面接における治療的要因の質的研究

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    箱庭制作面接における治療的要因を、制作過程、説明過程、内省報告のデータを用いた質的研究により、探究する

  • 箱庭制作面接における治療的要因の質的研究

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    箱庭制作面接における治療的要因を、制作過程、説明過程、内省報告のデータを用いた質的研究により、探究する

  • 箱庭療法における箱庭制作者の主観的体験に関する質的研究

    2014年

    南山大学  南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2 

  • 制作者の主観的体験に基づいた箱庭療法の促進要因に関する質的研究

    2012年

    南山大学  南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2 

  • Tグループの現代的意義、機能に関する研究

    2004年

    南山大学  南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2 

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    研究助成

  • Tグループの人間関係トレーニングにおける意義、機能に関する基礎研究

    2003年

    南山大学  南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2 

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    研究助成

  • 青年期,成人期における心理臨床的活動

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    大学における学生相談,大学生・成人に対するグループアプローチの特徴や有効な理論・方法を明らかにしていくことを目的とする。

  • 教育領域における心理臨床的活動

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    心理臨床的活動は様々な分野,領域で行われている。教育の領域における個人臨床,グループアプローチの独自性,有効な理論・方法を明らかにしていくことを目指す。

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その他

  • 研修会

    2010年8月

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    「2010年度中部地区カトリック学校連盟教育研修会」講師
    テーマ:教育相談の二つの側面 −予防的・開発的アプローチと治療的・問題解決的アプローチ

  • 研修会

    2010年3月

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    南山国際高等学校・中学校現職研修講演会 講師

  • 研修会

    2010年3月

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    日本産業カウンセラー協会ベーシック研修「構成的エンカウンターグループ」講師

  • ワークショップ

    2009年8月

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    スクールカウンセラーのためのグループ・アプローチ ワークショップ 準備委員・ファシリテーター

  • 学会準備委員

    2009年5月

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    東海心理学会第58回大会準備委員および「臨床・障害」領域発表の座長

  • 研修会

    2008年3月

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    現職研修講演会 南山国際高等学校・中学校

  • 研修会

    2008年2月

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    学校保健会尾張支部養護教諭部会

  • 研修会

    2007年10月

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    カウンセリング研修 事務職員等研修 南山学園

  • 研修会

    2007年8月

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    近畿地区学生指導研修会 日本学生支援機構

  • 研修会

    2007年7月

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    学校教育相談応用講座 愛知県総合教育センター

  • 研修会

    2004年12月

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    和歌山県の紀南カウンセリング研究会主催のカウンセリング・ワークショップで「コミュニケーション・トレーニング」を実施した。

  • 研修会

    2003年12月

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    平成15年度尾西地区高等学校生徒指導研究会教育相談部会

  • 講演

    2003年9月

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    学校保健委員会
    江南市立西部中学校

  • 研修会

    2003年8月

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    リレーションシップ研修会
    豊川市立桜木小学校

  • 研修会

    2003年5月

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    尾張旭市乳幼児期家庭教育学級
    尾張旭市教育委員会

  • 研修会

    2003年3月

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    和歌山県健康相談活動支援体制整備事業研修会
    和歌山県有田地方教育事務所

  • 研修会

    2002年11月

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    リレーションシップ研修会
    豊川市立豊小学校

  • 研修会

    2002年7月

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    平成14年度学校教育相談上級講座(教育臨床)
    愛知県総合教育センター

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その他教育活動及び特記事項

  • 2016年
    ルナ系第5惑星
  • 2016年
    セカンドライブ
  • 2007年
    『心理学 -Introduction to Psychology- 第2版』 
  • 2006年
    『人間関係トレーニング 第2版』
  • 2003年
    『ファシリテーター・トレーニング』
  • 2020年
    2020年度人間関係フィールドワーク報告書 (心理人間学科)
  • 2017年3月
    2017年度人間関係フィールドワーク報告書 
  • 2017年
    2017年度体験学習実践トレーニングオリジナル実習集 
  • 2016年
    2016年度「人間関係フィールドワーク報告書」
  • 2016年
    2016年度「体験学習実践トレーニングオリジナル実習集」
  • 2015年
    2015年度人間関係フィールドワーク報告書 
  • 2015年
    体験学習実践トレーニング実習集 2015年度
  • 2006年
    「体験学習実践論オリジナル実習集」
  • 2013年4月 -2014年1月
    人間関係フィールドワーク報告書2013年度
  • 2009年3月
    人間関係フィールドワーク報告書報告書
  • 2007年
    「人間関係フィールドワーク報告書」
  • 2006年
    「人間関係フィールドワーク報告書」

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社会貢献活動

  • 臨床心理士(2958) 日本臨床心理士資格認定協会

  • 公認心理師(35394)