研究者詳細

教職員基本情報
氏名
Name
中尾 陽子 ( ナカオ ヨウコ , NAKAO Youko )
所属
Organization
経営学部経営学科
職名
Academic Title
准教授
専攻分野
Area of specialization

心理学,人間関係トレーニング

学会活動
Academic societies

日本心理学会(1995-) 
日本基礎心理学会(1995-)
東海心理学会(1996-)
人間性心理学会(2000-)
日本教育心理学会(2004-)

著書・学術論文数
No. of books/academic articles
総数 total number (19)
著書数 books (2)
学術論文数 articles (17)

出身大学院
大学院名
Grad. School
修了課程
Courses
   Completed
修了年月(日)
Date of Completion
修了区分
Completion
   Classification
名古屋大学大学院人間情報学研究科 博士後期課程  2000年03月  単位取得満期退学 
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取得学位
   
学位区分
Degree
   Classification
取得学位名
Degree name
学位論文名
Title of Thesis
学位授与機関
Organization
   Conferring the Degree
取得年月(日)
Date of Acquisition
修士 修士(心理学)    中京大学大学院文学研究科博士前期課程  1997年03月 
学士 学士(心理学)    中京大学文学部心理学科  1995年03月 
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研究経歴
長期研究/短期研究
Long or Short
   Term research
研究課題名
Research Topic
長期研究  人間関係トレーニング 

概要(Abstract) 学習者のモティベーションに応じたトレーニングプログラムの開発とその効果研究 

短期研究  ラボラトリー方式の体験学習 

概要(Abstract) ラボラトリー方式の体験学習と人間関係・コミュニケーション能力の関連に関する研究 

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著書
年度
Year
著書名
Title of the books
著書形態
Form of Book
NeoCILIUS
   請求番号/資料ID
Request No
出版機関名 Publishing organization,判型 Book Size,頁数 No. of pp.,発行年月(日) Date
2007  心理学 第2版  共著   
ナカニシヤ出版  , A5  , 344  , 2008/03   

概要(Abstract) 本書は、心理学の基礎を学ぶ上で重要かつ主要な領域を選出し、それぞれの領域における基礎的な事項を解説している。
第6章 社会とこころ 第5節 人間関係と生産性 (pp.194-201)の執筆を担当。 

備考(Remarks) 浦上昌則・神谷俊次・中村和彦 他13名による分担執筆 

2005  人間関係トレーニング 第2版  共著   
ナカニシヤ出版  , B5  , 4  , 2005/04   

概要(Abstract) 第35章 学習意欲の低い学習者とともに学ぶために(pp.140-143) 担当
本稿では,人間関係学習に対して意欲の低い学習者とともに体験学習による人間関係トレーニングを実施する際に留意すること(特にファシリテーター側の態度について)を,筆者の体験に基づき記述した. 

備考(Remarks) 津村俊充・山口真人 編 

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学術論文
年度
Year
論文題目名
Title of the articles
共著区分
Collaboration
   Classification
NeoCILIUS
   請求番号/資料ID
Request No
掲載誌名 Journal name,出版機関名 Publishing organization,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date
2022  コロナ禍のラボラトリー方式の体験学習  単著   
人間関係研究  , 南山大学人間関係研究センター  , 22  , pp.13-63  , 2022/10/31   

概要(Abstract)  2020年初頭より日本国内でも広がりを見せ始めた新型コロナウィルス感染症は、大学教育の現場にも様々な影響をもたらした。筆者の所属する大学では、2020年4月から授業形態が全面的にオンライン授業となり、どのようすればオンラインでラボラトリー方式の体験学習を実施できるのか、大きな課題と向き合うことになった。本研究では、2020年4月から2年間のゼミ活動を改めてふりかえり、1)オンラインと対面両方の実施形態を用いてきたラボラトリー方式の体験学習における、ゼミ活動にもたらした変化。2)参加者達の体験と、そこから生まれていた気づきや学び。を明らかにしていくことを目的とし、検討を行った。
 該当期間の授業記録と、参加者が記述したジャーナルおよび学期末のレポートの内容をデータとし、テキストマイニングソフトウェアkh-coderによる分析結果を用いて、研究目的に対する検討を行った。
 目的1)については、圧倒的にメンバー同士の関わりが減り、特に異学年との交流は激減したため、従来に比べて多様性ある人間関係を体験することが難しかったと考えられた。しかし、大変な制約の中にあっても参加者達は、従来の活動の枠組にとらわれることなく新しいやり方を模索し、オンラインも活用した様々な活動に取り組んでいたことが明らかになった。目的2)については、テキストマイニングによる分析から、
①グループで活動をした経験からの気づき・学び・変化成長
②自分らしさに気づき、自分らしく、人と共にいることを大切にする
③個性豊かなメンバーと関わることができてよかった・影響を受けた
④体験し、ふりかえり、わかちあうことを通して学び、成長した
という大きく4つの気づきや学びがあったと考えられた。この内容は、従来の対面によるラボラトリー方式の体験学習から生まれる学びと大きく異なるものではなく、オンラインでの人間関係が含まれたものの、ラボラトリー方式の体験学習が目ざす学びにつながっていたことが示唆された。

 

備考(Remarks)  

2020  被災地の復旧・復興に寄与する ビジネスリーダー達のポジティブ・ストーリー ―AIM2Flourishによる事例研究―  単著   
人間関係研究  , 南山大学人間関係研究センター  , 第20号  , pp.131-151  , 2021/3/31   

概要(Abstract)  AIM2Flourishは、アプリシアティブ・インクワイアリーの思想と手法を通して、持続可能な開発目標(SDGs)の枠組みからビジネスの事例を探究する、高等教育のプログラムである。本稿の第1節では、このAIM2Flourishの概要を紹介し、当プログラムの意義について考察を行なった。
 また、第2節では、当プログラムの手法を用いて実施した、東日本大震災の被災地において地域の復旧・復興に寄与する観光ホテルの事例研究の結果を報告した。このような新たな枠組みから得られた知見は、大規模地震がいつ起きてもおかしくない現在の日本において、被災地の復旧・復興活動、あるいは支援へと活かしていくことができるものと考えられる。 

備考(Remarks)  

2019  ラボラトリー方式の体験学習における『ねらい』について  単著   
人間関係研究  , 南山大学人間関係研究センター  , 第19号  , pp.55-70  , 2020/03/31   

概要(Abstract) 本稿では、ラボラトリー方式の体験学習における『ねらい』について、過去の文献における記述をもとに概観した。また、筆者の実践における体験も踏まえながら、プログラム設計と実践におけるねらいの取り扱いについて考察し、改めてのその重要性について検討をおこなった。 

備考(Remarks)  

2018  こども食堂における大学生の実践と学びの可能性に関する検討  単著   
南山経営研究  , 南山大学経営学会  , 33/3  , pp.489-505  , 2019/03/30   

概要(Abstract) 本稿は,地域で『食』を核としたこどもたちの居場所を作ろうとする民間発の試みである『こども食堂』を対象とした実践研究である。本稿では、あるこども食堂における大学生の活動実践をふりかえると共に,こども食堂という場を通した大学生達にとっての学びの可能性について検討した。大学生達は,食堂の開催に必要な役割全般を分担しながら担い,その体験を通じて,『コミュニケーション』と『新しい課題の発見と挑戦』という二つの側面に関する学びを得てきたものと考えられた。 

備考(Remarks)  

2016  1. 「SNS疲れ」につながるネガティブ経験の実態―大学生への面接結果および高校生の実態との比較検討から―  単著   
人間関係研究  , 南山大学人間関係研究センター  , 16  , pp.53-68  , 2017/03/31   

概要(Abstract) 大学生に対する半構造化面接を通して、『SNS疲れ』と呼ばれる現象の実態と生起要因について検討を行った。また、高校生を対象に実施された加藤(2013)の結果と比較し、各世代の特徴についても検討した。その結果、研究に参加した大学生全員がSNSを利用する中で何らかのネガティブ経験をしており、そのエピソードをカテゴリーに分類したところ、先行研究で得られた内容とほぼ一致することが示された。このことから、SNS疲れの生起する要因は年代に関わりなく、類似している可能性が示唆された。一方、エピソード内容の分析から、高校生は日常生活で繋がりのある人との間でSNSを利用する傾向が強く、大学生よりも深刻なSNS疲れに陥る可能性が示唆された。このことから、現在では小・中学生でもSNSの利用が増加していることも踏まえ、若年層を対象としたSNS疲れの実態を把握する必要性があると考えられた。 

備考(Remarks)  

2014  ハンドベル演奏活動から生まれる心理的・教育的影響の検討  単著   
人間性心理学研究  , 日本人間性心理学会  , 第32巻/第2号  , pp.157-168  , 2015/03/31   

概要(Abstract)  ハンドベルは、一つのベルに一つの音程を割り当てて作られた楽器であり、複数のメンバーが協力し合うことで演奏が実現されるという特性を持っている。そのためハンドベルは、教育楽器としても注目されているが、その活動を通して生まれる効果や影響については十分検討されていない。
 そこで、本研究では、ハンドベル演奏活動によって生じる心理的・教育的影響を明らかにすることを目的として、ハンドベルの活動を長期継続している方を対象としたインタビュー調査を行った。調査対象者達がハンドベルの活動を継続している要因についてPAC分析を行い、ハンドベル演奏活動を通して体験してきた心理的プロセスを検討した結果、“自分以外の他者”の存在からポジティブな影響を受けているという側面が見いだされた。またこのような影響は、“一人ではできない”というハンドベルの特性から生じたものと考えられた。 

備考(Remarks)  

2013  体験学習法を用いた人間関係トレーニングにおけるハンドベル演奏活動の試み(2)  単著   
人間関係研究  , 南山大学人間関係研究センター  , 第13号  , pp.189-208  , 2014/03/25   

概要(Abstract) 本稿では、体験学習による人間関係トレーニングの課題としてハンドベル演奏課題を用いた実践の報告を行うと共に、トレーニングを通して得られた参加者の気づきや学びと今後の課題について検討した。
実践の中では、先行研究である中尾(2001,2003)において残されていたトレーニング実施時間の短縮に取り組み、一般的な大学の授業時間(90分間)での実施が可能となるような工夫について報告した。また、トレーニング参加者のレポート文を、『演奏に関する気づき』と『自分と他のメンバー等の中で起こっていた関わりに関する気づき』の2つの観点から検討したところ、『自分と他のメンバー等の中で起こっていた関わりに関する気づき』が多く記述されていることが明らかになった。このような気づきや学びが生まれた背景について考察したところ、メンバー間でペアを作り、練習を支え合いわかちあいを行ってきたこと、また、ペアを超えたクラスのメンバーと初期の段階から自分の思いをわかちあってきたことなどが有効であった可能性が示唆された。 

備考(Remarks)  

2012  ラボラトリー方式の体験学習を通して得られる気づきに関する検討  単著   
人間関係研究  , 南山大学人間関係研究センター  , 第12号  , pp.31-53  , 2013/03/25   

概要(Abstract) 本研究は、ラボラトリー方式の体験学習を用いて実施された人間関係トレーニングの中で起こっている気づきの様相を捉えることを目的として実施した。大学生を対象とした基礎的な人間関係トレーニングの実施後、参加者のレポートから、トレーニングを通して得られた気づきに関する記述を集め、その内容を分析した。その結果、気づきの様相として、2つの特徴が認められた。一つ目は、自分自身の特徴や傾向に関する気づきが多く生まれていたという特徴である。これらの気づきは、記述されていたその他の気づきに比べ、自分に対する初期的な段階の気づきであり、初めて人間関係トレーニングを体験した参加者の気づきの特徴として重要であると考えられる。二点目は、他者との関わりを通して、はっきりとした実感や感情を伴った気づきが得られていたという点である。これらの気づきは、概念学習や個人学習では得られにくいものであり、体験学習ならではの学習効果が示されているものと考えられた。 

備考(Remarks)  

2010  ティーム・ティーチングーラボラトリ ー体験学習における意味を探るー  単著   
人間関係研究  , 南山大学人間関係研究センター  , vol.10  , 111-136  , 2011/3   

概要(Abstract) 本研究では、教育現場で行なわれる協働の一つであるティーム・ティーチングが、どのような背景で実践されてきたのか、その歴史的な背景を明らかにすると共に、教育現場での意味を考察した。第1節では、日本の小中学校を中心として行なわれてきたティーム・ティーチング概要と、その効果や問題点などについて概観した。また第2節では、ラボラトリー体験学習におけるティーム・ティーチングの実践や、グループアプローチのファシリテーターに関する研究知見を概観し、ティーム・ティーチングが学習場面に及ぼす影響について考察を行なった。 

備考(Remarks)  

2007  小・中学校における人間関係づくりを目指したアクションリサーチ −ラボラトリー方式の体験学習を用いた教育実践の試みとその評価ー  共著   
人間関係研究  , 南山大学人間関係研究センター  , 第7号  , 26-53  , 2008/3   

概要(Abstract) 平成17・18年度文部科学省選定『大学・大学院における教員養成推進プログラム』豊かで潤いのある学びを育むために −ラボラトリー方式の体験学習を通した豊かな人間関係構築を目指して−における実践の過程と、その効果に関する研究。研究では、ラボラトリー方式の体験学習が、教師の教育観および児童・生徒に与えた影響について、質問紙を用いて検討した。 

備考(Remarks) 津村俊充・中村和彦 他6名との共著 

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その他研究業績
年度
Year
題名等
Titles
カテゴリ
Category
細目
Authorship
掲載雑誌名等 Publishing Magazine,発行所 Publisher,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.,発行年月(日) Date
2023  自然に包みこまれて  回想記  単著 
南山学園史料集  , 学校法人南山学園 南山アーカイブズ  , 17  , 1  , 2023/07/01   

概要(Abstract) 名古屋聖霊学園での教育活動について記述した。 

備考(Remarks)  

2022  また会う日まで  寄稿  単著 
人間関係研究  , 南山大学人間関係研究センター  , 22  , p.91-91  , 2022/10/31   

概要(Abstract) 南山大学人間関係研究元センター長、故津村俊充氏の貢献と追悼の意を記述した。 

備考(Remarks)  

2021  コロナ禍の体験学習  特集「コロナ禍を生きる」記事  単著 
人間関係研究  , 南山大学人間関係研究センター  , 21  , p.4-4  , 2022/03/31   

概要(Abstract) コロナ禍で変化した大学の授業形態と、オンライン化に伴い困難を極めた体験学習の実施および参加学生の状況に関して記述した。 

備考(Remarks)  

2021  楽しさと厳しさと  寄稿  単著 
人間関係研究  , 南山大学人間関係研究センター  , 21  , p.111-111  , 2022/03/31   

概要(Abstract) 南山大学人間関係研究センター員、故坂中正義氏のセンターにおける貢献について、また、追悼の意を記述した。 

備考(Remarks)  

2010  体験学習と未来  特集記事  単著 
人間関係研究  , 南山大学人間関係研究センター  , vol.10  , pp.53-58  , 2011/3   

概要(Abstract) ラボラトリー体験学習を通して学習者が体験する学びは、彼らがそれまで体験した学びとは内容も方法も大きく異なる場合が多い。特に、体験学習で扱っている学びが、自分の未来にどのようにつながっていくのか、そのつながりをつかめない学習者と多く出会う。本稿では、筆者が知識中心の教育体験をしてきた学習者達とラボラトリー体験学習の実践を行なう中で体験している問題と、今後の課題を示した。 

備考(Remarks)  

2008  実習「感情のゆくえ」  実習開発  共著 
人間関係研究  , 南山大学人間関係研究センター  , 第8号  , pp.183-191  , 2009/3   

概要(Abstract) ラボラトリー方式の体験学習実践の際に用いる実習を開発し、その内容を紹介した。ここで紹介された実習は、自分の感情生起のプロセスとその取り扱い方に目を向け、気づき、より建設的な感情が表現できるようになることを目指した内容となっている。 

備考(Remarks) 大塚弥生との共著 

2006  平成17・18年度文部科学省「大学・大学院における教員養成推進プログラム」GP採択「豊かで潤いのある学びを  報告書  共著 
南山大学教員養成GP  , 南山大学教員養成GP  , p.327  , 2007/03   

概要(Abstract) 平成17・18年度と南山大学教員養成GPの補助事業として取り組んできた一連のプロジェクトをまとめた報告書.研究協力校12校の実践報告を始め,多岐に及ぶ補助事業の成果は,今後の類似の活動に有効な資料であると考えられる。 

備考(Remarks)  

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研究発表
年度
Year
題目又はセッション名
Title or Name of Session
細目
Authorship
発表年月(日)
Date
発表学会等名称 Name, etc. of the conference at which the presentation is to be given, 主催者名称 Organizer, 掲載雑誌名等 Publishing Magazine,発行所 Publisher,巻/号 Vol./no.,頁数 Page nos.
2021  子どもの貧困に対する食支援についての研究  単独  2021/08/29 
人間性心理学会  , 日本人間性心理学会第40回記念大会 大会準備委員会  , 日本人間性心理学会大会プログラム・発表論文集  , 人間性心理学会  , 40  , p.62   

概要(Abstract) 本研究は、現代社会における問題の一つと言われている『子どもの貧困』について、食の支援活動に携わる方々の声を通して『子どもの貧困』の実態を捉えることを目的とした。対象者のインタビューデータの結果は、①食支援活動の実態 ②貧困の現状 ③新型コロナウイルスによる影響 ④支援者の思い ⑤支援者が感じている課題 ⑥一市民にできること・やってほしいこと の6つの観点から整理された。『子どもの貧困』の実態については、①から⑤に幅広く含まれる形で浮かび上がってきた。 

備考(Remarks)  

2007  小・中学校における人間関係づくりの教育実践とその評価(I)−ラボラトリー方式の体験学習が教師の信念に及ぼす影響−  共同  2007/09 
日本教育心理学会第49回総会論文集(文教大学)  , 日本教育心理学会  , 355   

概要(Abstract) ラボラトリー方式の体験学習に関するワークショップや学校教育現場での実践支援を行い、小・中学校の教師の教育に対する信念が、ラボラトリー方式の体験学習の実践によってどのように変化するのかについて検討した。その結果、「教育指導への自信」因子と「内省と個性尊重」因子の得点が、ラボラトリー方式の体験学習実施前に比べて事後有意に高まった。 

備考(Remarks) 津村俊充・中村和彦 他6名 

2007  小・中学校における人間関係づくりの教育実践とその評価(II)−ラボラトリー方式の体験学習による生徒間の関係性の変化−  共同  2007/09 
日本教育心理学会第49回総会論文集(文教大学)  , 日本教育心理学会  , 356   

概要(Abstract) 小・中学校において、ラボラトリー方式の体験学習の実施による児童・生徒への影響を検討した。その結果、ラボラトリー方式の体験学習を用いた授業を多く実施した中学3年生の群において、クラスへの満足度やクラスの協力度が他群に比べて高いことが示された。これより、学校における人間関係がある程度安定する状況において、ラボラトリー方式の体験学習の有効性があらわれる可能性が示唆された。 

備考(Remarks) 中村和彦・津村俊充 他6名 

2006  ラボラトリー方式の体験学習が自己および他者理解に及ぼす影響  単独  2006/11 
日本心理学会第70回大会  , 九州大学   

概要(Abstract) 本研究では,ラボラトリ−方式の体験学習の学習効果を明らかにすることを目的として,体験学習が自己理解および他者理解に及ぼす影響と,その生起プロセスについての検討を行った. 

備考(Remarks)  

2006  ラボラトリー方式の体験学習が大学生の人間関係構築に及ぼす影響  単独  2006/09 
日本教育心理学会第48回総会  , 岡山大学   

概要(Abstract) 本研究では,ラボラトリ−方式の体験学習の学習効果を明らかにすることを目的として,大学入学後間もない時期に行われる体験学習を用いた人間関係トレーニングが,参加者の気づきや人間関係構築に及ぼす影響を検討した. 

備考(Remarks)  

2005  ラボラトリ・メソッドによる体験学習が社会的スキルに及ぼす影響2 -社会的スキル得点低下に関する検討-  単独  2005/09 
日本心理学会第69回大会  , 慶應義塾大学   

概要(Abstract) 中尾(2004)では,ラボラトリ・メソッドによる体験学習を用いた人間関係トレーニングの実施後に社会的スキル得点を測定した結果,トレーニング参加者の約半数においてトレーニング前よりも得点が低下するという現象が見出された。そこで本研究では,得点低下者の追跡調査を行い,得点低下要因について検討を行なった。 

備考(Remarks)  

2004  学習意欲の低い集団における体験学習 −ハンドベル演奏課題を用いた人間関係トレーニング実践の報告−  単独  2004/10 
日本教育心理学会第46回総会  , 富山大学   

概要(Abstract) 学習意欲や人間関係の問題に対する意識の低い学習集団において、ハンドベル演奏課題を用いた人間関係トレーニングの効果について検討した。実践の結果、従来型の課題では困難であった『学習者の主体的な取り組みを大切にした学習場面作り』を実現することができたと考えられた。このことは、本課題が人間関係に対する問題意識や学習意欲の低い集団に対しても有効な課題であり、『集団内に起こっている基本的な人間関係の問題に気づく』という影響を与えるものであると考えられた。 

備考(Remarks)  

2004  ラボラトリ・メソッドによる体験学習が社会的スキルに及ぼす影響 −社会的スキル得点低下に関する検討−  単独  2004/09 
日本心理学会第68回大会  , 関西大学   

概要(Abstract) ラボラトリ・メソッドによる体験学習を用いた人間関係トレーニングの効果は、多岐に渡ることが知られているが、本研究では社会的スキルの側面について検討した。 Kiss-18による社会的スキル得点測定の結果、トレーニング前よりも社会的スキル得点の低下した参加者が半数近く見出された。言語データと併せて検討した結果、トレーニングによって社会的スキルそのものが低下した訳ではなく、自己の社会的スキルの実態を客観的に把握できるようになったことが示唆された。 

備考(Remarks)  

2003  体験学習法を用いた人間関係トレーニングにおけるハンドベル演奏活動の試み  単独  2003/07 
日本人間性心理学会第22回大会  , 山梨英和大学   

概要(Abstract) 体験学習による人間関係トレーニングにおいてハンドベル演奏課題を試みた際の実践報告とトレーニング効果の検討を行なった。その結果、構造化された課題と共通する効果として『グループプロセスに気づき、グループ・他者・自分に意識的に働きかけるスキルを養う』が、本トレーニング特有の効果として『課題達成できた満足感やチャレンジすることの楽しさを味わう』『一人一人の存在の大切さを知り、共に支え合う関係を作る』『自分の気持ちが他者に伝わったことを実感し、伝えることの重要性を知る』の3点が示された。 

備考(Remarks)  

2000  無意味輪郭図形の心理特性の分析(2)−心理特性間の相関分析−  共同  2000/11 
日本心理学会第64回大会  , 京都大学   

概要(Abstract) 形態認知や物体認知のメカニズムを明らかにするための検討。無意味輪郭図形をフーリエ記述子により表現し、幾何学特性と心理諸特性との対応関係の検討を行なった。その結果、幾何学特性と心理特性の関連はかなり低く、各周波数成分の総和情報だけでは関連を十分に説明できないことが分かった。 

備考(Remarks) 発表者:齋木 潤、遠藤信貴、野崎 茂、中尾陽子 

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研究助成
年度
Year
助成名称または科学研究費補助金研究種目名
Name of grant or research classification for scientific research funding
研究題目
Research Title
役割(代表/非代表)
Role
助成団体
Granting body
助成金額
Grant amount
2005  南山大学パッヘ研究奨励金I-A-2  ラボラトリー・メソッドによる体験学習が社会的スキルに及ぼす影響 
     

研究内容(Research Content) 助成金 

備考(Remarks)  

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教育活動
年度
Year
タイトル
Title
内容等
Content
活動期間
Period of Activities
2023  授業におけるアクティブラーニングの実践 

ゼミなどの演習科目だけでなく、共通教育科目の心理学や経営学部科目の組織心理学など、多人数を対象とした講義においても、毎回グループワークを取り入れ、受講生がアクティブに学ぶことができるような工夫をした。授業評価やコミュニケーションペーパーを通して得られた受講生のフィードバックからは、通常の講義科目以上に積極的な取り組みがなされていたことが伺われた。  

2023/04〜2024/01 
2022  授業におけるアクティブラーニングの実践 

ゼミなどの演習科目だけでなく、共通教育科目の心理学や経営学部科目の組織心理学など、多人数を対象とした講義においても、可能な限りグループワークを取り入れ、受講生がアクティブに学ぶことができるような工夫をした。
2022年度もオンライン授業を継続する必要のある科目が複数あったが、それらにおいてもブレイクアウトルームを活用し、グループワークやグループディスカッションの実践を試みた。授業評価やコミュニケーションペーパーを通して得られた受講生のフィードバックからは、コロナ禍において激減した学生同士のコミュニケーション機会ともなり、心理的なサポートに繋がった様子が伝わってきた。また、オンライン授業から対面授業へ移行した科目も増えた一年となり、対面授業では、これまで以上に喜びをもって積極的に学び合っていたことが伺われた。 

2022/04~2023/1 
2021  授業におけるアクティブラーニングの実践 

ゼミなどの演習科目だけでなく、共通教育科目の心理学や経営学部科目の組織心理学など、多人数を対象とした講義においても、可能な限りグループワークを取り入れ、受講生がアクティブに学ぶことができるような工夫をした。
2021年度もオンライン授業を継続する必要のある科目が複数あったが、それらにおいてもブレイクアウトルームを活用し、グループワークやグループディスカッションの実践を試みた。授業評価やコミュニケーションペーパーを通して得られた受講生のフィードバックからは、コロナ禍において激減した学生同士のコミュニケーション機会ともなり、心理的なサポートに繋がった様子が伝わってきた。また、オンラインであっても、例年同様に通常の講義科目よりも積極的な取り組みがなされていたことが伺われた。 

2021/04~2022/1 
2020  授業におけるアクティブラーニングの実践 

ゼミなどの演習科目だけでなく、共通教育科目の心理学や経営学部科目の組織心理学など、多人数を対象とした講義においても、可能な限りグループワークを取り入れ、受講生がアクティブに学ぶことができるような工夫をした。2020年度は、やむなく始まったオンライン授業においても、ブレイクアウトルームを活用し、グループワークやグループディスカッションの実践を試みた。
授業評価やコミュニケーションペーパーを通して得られた受講生のフィードバックからは、コロナ禍において激減した学生同士のコミュニケーション機会ともなり、心理的なサポートに繋がった様子が伝わってきた。また、オンラインであっても、例年同様に通常の講義科目よりも積極的な取り組みがなされていたことが伺われた。 

2020/04~2021/1 
2019  授業におけるアクティブラーニングの実践 

ゼミなどの演習科目だけでなく、共通教育科目の心理学や経営学部科目の組織心理学など、多人数を対象とした講義においても、毎回グループワークを取り入れ、受講生がアクティブに学ぶことができるような工夫をした。授業評価やコミュニケーションペーパーを通して得られた受講生のフィードバックからは、通常の講義科目以上に積極的な取り組みがなされていたことが伺われた。 

2019/04~2020/1 
2018  授業におけるアクティブラーニングの実践 

ゼミなどの演習科目だけでなく、共通教育科目の心理学や経営学部科目の組織心理学など、多人数を対象とした講義においても、毎回グループワークを取り入れ、受講生がアクティブに学ぶことができるような工夫をした。授業評価やコミュニケーションペーパーを通して得られた受講生のフィードバックからは、通常の講義科目以上に積極的な取り組みがなされていたことが伺われた。 

 
2017  授業におけるアクティブラーニングの実践 

ゼミなどの演習科目だけでなく、共通教育科目の心理学や経営学部科目の組織心理学など、多人数を対象とした講義においても、毎回グループワークを取り入れ、受講生がアクティブに学ぶことができるような工夫をした。授業評価やコミュニケーションペーパーを通して得られた受講生のフィードバックからは、通常の講義科目以上に積極的な取り組みがなされていたことが伺われた。 

 
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研究活動/社会的活動
年度
Year
活動名称
Name of activities
活動期間
Period of Activities
2023  日本ハンドベル連盟中部支部  2023/06〜2024/03 

活動内容等(Content of Activities) 日本ハンドベル連盟中部支部の役員(書記)として、支部活動の企画および運営を行なった。 

2023  いりなか商店街発展会・地域教育プロジェクト  2023/04~2024/03 

活動内容等(Content of Activities) いりなか商店街発展会主催の教育コンテンツ作成やイベントの企画・運営サポート 

2023  おかげさまプロジェクト  2023/04〜2024/03 

活動内容等(Content of Activities) 有志企画おかげさまプロジェクトのメンバーとして子ども食堂の企画・運営に携わった。 

2023  日本体験学習研究会  2023/04〜2024/03 

活動内容等(Content of Activities) ラボラトリー方式の体験学習を中心とする体験学習の実践についての研究会を企画・運営した。 

2023  南山大学人間関係研究センター  2023/04〜2024/03 

活動内容等(Content of Activities) 当センターの運営委員として、人間関係研究センターの運営について検討を行なった。また、公開講座の講師を2回担当した。 

2023  愛知県看護協会 認定看護管理者教育課程教育運営委員会委員 および セカンドレベル 講師  2023/04/01〜2024/03/31 

活動内容等(Content of Activities) 愛知県看護協会 認定看護管理者教育課程の教育運営委員会委員として、運営内容の検討と、受講希望者の小論文審査にあたった。また、セカンドレベル講座『組織マネジメントの実際』において、『組織の変革』を担当した。
 

2022  いりなか商店街発展会・地域教育プロジェクト  2022/04~2023/03 

活動内容等(Content of Activities) いりなか商店街発展会主催の教育コンテンツ作成やイベントの企画・運営サポート 

2022  おかげさまプロジェクト  2022/04〜2023/03 

活動内容等(Content of Activities) 有志企画おかげさまプロジェクトのメンバーとして子ども食堂の企画・運営に携わった。 

2022  南山大学人間関係研究センター  2022/04〜2023/03 

活動内容等(Content of Activities) 当センターの運営委員として、人間関係研究センターの運営について検討を行なった。また、公開講座の講師を2回担当した。 

2022  愛知県看護協会 認定看護管理者教育課程教育運営委員会委員 および セカンドレベル 講師  2022/04/01〜2023/03/31 

活動内容等(Content of Activities) 愛知県看護協会 認定看護管理者教育課程の教育運営委員会委員として、運営内容の検討と、受講希望者の小論文審査にあたった。また、セカンドレベル講座『組織マネジメントの実際』において、『組織の変革』を担当した。
 

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著書・学術論文に関する統計情報
年度
Academic Year
学術研究著書の件数
No. of Academic Books
学会誌・国際会議議事録等に掲載された学術論文の件数
No. of Academic Articles in Journals/Int'l Conference Papers
学内的な紀要等に掲載された学術論文の件数
No. of Academic Articles Pub'd in University Bulletins
学会受賞等の受賞件数
No. of Academic Awards Received
国際学会でのゲストスピーカーの件数
No. of Times as Guest Speaker at Int'l Academic Conferences
国際学会での研究発表の件数
No. of Presentations of Papers at Int'l Academic Conferences
国内学会でのゲストスピーカーの件数
No. of Times as Guest Speaker at National Academic Conf.
国内学会での研究発表の件数
No. of Papers Presented at National Academic Conf.
2023 
2022 
2021 
2020 
2019 
2018 
2017 
2016 
2015 
2014 
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2024/04/30 更新