【副題】 |
アジアに関する基礎知識 |
【授業概要】 |
この授業は2名の教員が分担して、講義形式で実施する。東アジア(以下「中国」)は江口が金曜日に、東南アジア(以下「インドネシア」)は間瀬が火曜日に講義する。
【中国】 中国現代史の基本的事象や人名などの基礎的知識を修得するため、いくつかのテーマに沿って講義する。講義の進捗状況に照らして、テキストの参照箇所を紹介する。
【インドネシア】 インド化した国家の時代、交易国家の時代、イスラーム化の時代、蘭印時代、民族解放運動の時代を経て、「インドネシア」になるまでの歴史を概観する。 |
【到達目標】 |
【中国】 およそ半世紀の短期間で最貧国からグローバル・パワーへと変貌を遂げつつある中国に関する基礎的な知識、事象や人名、初歩的な分析視点を習得している。
【インドネシア】 インドネシアがどのように独立を果たしたのか、その過程でどのような課題を抱えることになったのかを理解している。 |
【授業計画】 |
【中国】 1. はじめに-21世紀の国際秩序は中国がつくるのか? 2. 党・国家体制とは何か? 3. 社会主義建設と政治運動: 反右派闘争、大躍進、文化大革命 4. 鄧小平の改革開放政策と近代化路線への転化-権威主義体制と民主化の挫折 5. 社会主義市場経済体制への移行と政治社会 6. 社会矛盾の拡大と「和諧社会」の試み-「未完の大国」の諸層 7. 総括-習近平時代におけるグローバル・パワー中国の行方
【インドネシア】 1. イントロダクション -大国インドネシアの多様性 2. 東西文明の十字路 -インド文明とイスラーム 3. 植民地支配下での従属と抵抗 4. 「インドネシア」への第一歩 5. 日本による軍事占領 6. 独立戦争 7. 総括 |
【授業時間外の学習
(準備学習等)】 |
【中国】 日ごろから日本語の新聞を読む習慣を身につけ、とくに中国関係の記事のファイルを作っておく。 授業で習ったことに関する本や論文を探して読み、知識のストックを作る。
【インドネシア】 授業時に配布される参考文献リストを手掛かりに、インドネシア関連の本や論文をできるかぎり読む。つねにアンテナを張り、みずからインドネシア関連の情報を集める。 |
【評価方法】 |
授業参加度30%と定期試験(持ち込み不可)70%で算出される、中国(50点満点)およびインドネシア(50点満点)の合計得点で、全体の評価を決定する。 |
【テキスト/参考文献】 |
【中国】 川島真・小嶋華津子(編著)(2020)『よくわかる現代中国政治』ミネルヴァ書房。
【インドネシア】 加納啓良(2017)『インドネシアの基礎知識』めこん。 ※秋学期の「アジア学入門B」と共通のテキストとする。「アジア学入門A」は、同テキストの第1章(インドネシアはどんな国か)、第2章(自然と地理)、第3章(歴史)、第8章(地域の横顔)をあつかうが、特に第3章の内容に重点を置く。 |
【その他】 |
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【添付ファイル1】 |
【添付ファイル2】 |
【添付ファイル3】 |
【リンク】 |
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Last updated: 2022/02/24 |